リペアの仕事概要。どんなことするの?フランチャイズはどこが募集している?

「手先の器用さ」で独立開業できるリペアのフランチャイズ

リペアとは、壊れたり傷ついたりした車や靴などを直す仕事です。住宅の補修もリペアに含めることもあります。これだけ使い捨て文化が浸透しても、リペアの仕事には一定の需要があります。例えば新築住宅にもリペアの仕事があります。「新築なのに補修?」と感じると思いますが、住宅が完成した直後は、意外に細かい傷があるのです。建設中の住宅のなかは大工などの職人がたくさんの道具を持って行き来するので、つい床や壁を傷つけてしまうのです。そこで住宅メーカーは、施主に住宅を引き渡す前にリペア業者に補修を依頼するのです。

もしあなたが「手先の器用さ」に自信を持っていたら、それで独立開業できるかもしれません。リペア業界にもフランチャイズがあり、そこに加盟すれば開業支援を受けることができるからです。リペアをする人は一種の職人なので、一度技術と評判を獲得してしまえば、一生腕一本で食べていくことができます。

車と住宅を補修するA社は歴史と実績がしっかりしている

東京・新宿に本社があるA社は1981年に創立しました。リペア・フランチャイズとしては老舗です。加盟店オーナーは約1,000人で、店舗数は約3,000店になります。歴史と実績を備えたフランチャイズといえるでしょう。

A社の得意分野は、車と住宅の補修です。車と住宅はまったくジャンルが異なる商品なのですが、どちらの補修も「削って磨いて色を塗って傷を目立たなくする」点では同じなので、同じ技術で対応できるのです。
それでは次にA社が提供しているサービスや加盟店になるまでの流れなどを紹介します。

A社のリペア業務とは

A社のリペア業務のメニューを紹介します。

<車のアルミホイールのリペア>
車のタイヤのホイールには鉄製とアルミ製がありますが、アルミホイールは性能の高さとデザイン性のよさで圧倒的な人気を誇っています。しかしアルミホイールは、値段が高く傷つきやすいという欠点があります。格好よさでアルミホイールを装着している人はなおさら傷が気になるところですが、1本数万円するアルミホイールを簡単に買い替えることはできません。そこでアルミホイールの傷を補修する仕事には一定の需要があるのです。A社では「ハイパー」「ポリッシュ&アルマイト」「ダイヤモンドカット」といった特殊技術によってアルミホイールを補修し、さらに以前よりきれいに仕上げています。
<車内のリペア>
車内はさらに傷つきやすい部品であふれかえっています。高級車ではシートやハンドルなどに革製品が使われていますが、革は一度傷つくと素人では直しにくい素材です。またプラスチック部品は割れやすい欠点があります。車内には布地も多用されますが、これは引っかけたりタバコで焦がしてしまったりすることがあります。A社では車内の革、プラスチック、布の補修も得意にしています。
<車のボディのコーティング>
A社の「マニキュアコート」は、車のボディに特殊なコーティングをする技術です。いわばボディに膜を張るようなもので、1年間ワックスを使わずに輝きを維持できる、との触れ込みです。
<住宅の補修>
A社は住宅の補修も行っていて、床のフローリング、木の柱、アルミサッシの修復を得意にしています。

A社のフランチャイズ加盟店の顧客

A社のフランチャイズ加盟店の顧客は次のとおりです。
・中古車販売店
・高級外車の新車ディーラー
・新築住宅メーカー
・個人

中古車販売店は、購入した中古車を高く売るために見た目をよくしようとします。そこで細かい傷の補修をA社のフランチャイズ加盟店に発注するのです。高級外車の新車ディーラーは、顧客サービスのためにA社加盟店を利用します。高級外車オーナーは車の小さな傷を気にしますが、その補修にまで対応しているディーラーは多くありません。そこでA社加盟店に補修を発注するのです。新築住宅メーカーは、住宅が完成した後の住宅内の細かい傷をA社加盟店に直してもらってから、オーナーに住宅を引き渡します。そしてA社加盟店には、車や住宅を保有している個人からもリペアの注文が入ります。これだけ客層が広いと、営業効果が期待できます。

A社のフランチャイズ加盟店になる方法

A社では加盟金などを公開していませんが、開業資金には150万~450万円ほど必要であると案内しています。
開業資金の金額に300万円もの開きがあるのは、フランチャイズをスタートするときの事業規模に差があるからです。最初から人を雇って大きく商売しようとすれば、開業資金は高額になります。A社加盟店は、自分で店舗や工場を持つこともできますが、出張専門にすることもできます。小さく初めて大きくすることもできるのです。ロイヤリティは月額約3万~5万円の固定額となっています。

革製品の修理に特化したB社

大阪市のB社は、靴の修理とクリーニングをメーンにしつつ革製品全般のリペアを行っています。
靴などの革製品は高級品が多く、「一生使いたい」と思う人が少なくありません。思い出の品になれば、なおさらです。しかし革製品の補修は高い技術が必要です。ましてや、客の「新品同様にしてほしい」という要望に応えられる職人は限られてきます。

そこでB社は、靴・革製品リペアのフランチャイズ化に「ひと工夫」加えました。簡単な補修はフランチャイズ加盟店が行い、難しい修復は本部(B社)が引き受けるようにしているのです。加盟店オーナーは技術を向上させながら、少しずつ難しい補修に挑戦していけばいいのです。「それなら自分でもできそう」と感じられるのではないでしょうか。

B社のリペア業務とは

B社のリペアメニューを紹介します。
メンズの革靴では、かかと部、つま先部、ソール部、中敷きを修理します。レディースの革靴では、ハイヒールのかかと部、つま先部、ソール部、中敷きを修理します。メンズでもレディースでも、サイズ調整や染め直しも可能です。

革カバンの補修では、持ち手交換、ショルダー紐調整、内袋の交換、パイピングの補強などを行います。カバンでも染め直しやクリーニングを行います。料金は、靴のかかと修理800円(税別、以下同)、靴クリーニング2,000円、カバン染め直し20,000円などとなっています。

B社のフランチャイズ加盟店の顧客

B社の顧客のほとんどは中間層です。よい製品を長く使いたいと考えている人たちで、技術への要求は高いのですが、高い技術を持った職人にはリスペクトの気持ちを持っています。そのため加盟店オーナーは、顧客の信頼を獲得できたとき大きなやりがいを得られるでしょう。

B社のフランチャイズ加盟店になる方法

B社のフランチャイズ加盟店になるには最低でも5坪ほどの店舗が必要になります。そのため、自宅開業や出張専門ができるフランチャイズよりは開業資金はかさみます。
その他の開業資金としては次の費用がかかります。
・加盟金:80万円
・設備費:150万円
設備費のなかには、リペアマシンや工具や備品が含まれます。ロイヤリティは定額方式の月額30,000円です。

開業するには14日間の研修を受ける必要があります。研修では技術だけでなく営業や経営、接客についても教わることができます。

まとめ~大儲けは難しいが長く続けられる

リペアビジネスの最大の欠点は単価が安いことです。リペア代金は必ず新品より安くなるからです。また、リペアの仕事は1件1件時間がかかるので、売上高には限度があります。そのため「大儲けしたい」人には向いていないでしょう。
しかし60代70代になっても体力が続く限り取り組める仕事です。そして直したときに客から感謝されるので、やりがいもあります。仕事に対する価値観とマッチすれば、天職になるでしょう。

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