はれてオーナー! 独立開業後の注意点

フランチャイズオーナーになった後に気を付けたいこと等、注意点について

念願のフランチャイズオーナーになり、独立開業を果たしたとしても、そこがゴールではありません。これから継続して集客を上げて利益を積み重ねていくことが大切といえます。
例えば、開業資金を抑えられるハウスクリーニングは、独立開業に人気を博していますが、その分注意することがあります。ここではそのハウスクリーニングを例に、フランチャイズオーナーになった後に気を付けることや注意点を解説していきます。

 参入の壁が高くないので覚悟もなく安易に独立開業している

ハウスクリーニングが人気なのは、低コストで独立開業できるのと、特別な資格が必要ないからといえます。
国家資格が必要で毎晩勉強漬けになっていたということもなく、広告やセミナーを経て「簡単だし、自分でもできそうだな」という軽い気持ちで始めてしまう人も少なくありません。

また、コストのかかる仕事道具や高価な設備などが必要でもありませんので、毎月の維持費も抑えられます。そのため、フランチャイズで人気となっているコンビニや飲食店と比較すると、低コストで自分が実践するサービスで対価を得ることになり、独立開業後もリスクが少ない中で勝負することができます。

しかし、このようなフランチャイズオーナーの場合、独立開業して経営者となる覚悟が備わっていないケースがあります。独立開業してすぐに利益を出すのは至難の業といえますが、集客を疎かにしているにもかかわらず、軌道に乗らないのを本部の責任にしてしまい、「もっと楽に稼げるはずだったのに」というような甘えた考えが生じてしまいます。

これはハウスクリーニングだけではありませんが、開業後には試練の道があるという覚悟がないと、諦めるのも早くなり、廃業するケースも少なくありません。

 簡単に儲かるという意識を捨てる

ハウスクリーニングのフランチャイズ本部では、低コストで稼げるというモデルプランを打ち出していることが多くあります。ビルメンテナンスなどの大きい契約を勝ち取ることができればいいのですが、始めたばかりの新人オーナーにそのような大きい仕事はなかなか舞い込んできません。

地道に個別訪問してノウハウを磨いて経験を重ね、リピーターを作ることで経営が安定していくことが最も大事な道のりです。ハウスクリーニングだけで儲けを出すのは最初の内はかなり苦しいといえるのが現状でしょう。

特に簡単に儲かるという意識を捨てないといけません。ハウスクリーニングという性質上、顧客は丁寧な仕事を心掛けてほしいと思っているものです。低価格の仕事だからといって手を抜かず、地道な努力と忍耐力が求められます。

 本部に任せきりの営業はやめて自ら動こう

フランチャイズオーナーになると、本部のSVやマネージャーとの打ち合わせを綿密に取ることがあります。フランチャイズの加盟店として開業すると、集客を挙げるための営業は本部がすべて代行してくれるという認識の方もいます。多くの本部はあくまでもブランド力とノウハウを提供し、サポートに回るのが本来の役割です。

せっかく加盟金を払って独立開業したのに、売上が上がらず、本部が何もしてくれないと嘆いても意味が有りません。本部に任せきりにならず、オーナーが率先して営業に回り、集客に励むことが必要です。

景気が回復傾向にあるとしても、まだまだ共働きの世帯は多く、時間に余裕がないために家の清掃を業者に任せることが多くあります。しかし、自宅の清掃に関しては、いきなりの新人オーナーよりも、実績が豊富な大手に頼みたいというのが本音といえます。それだけに新参者には厳しい業界ともいえるでしょう。

低コストで独立開業できる反面、自分で何とかしないといけないのがハウスクリーニングの新人オーナーといえます。ただし、フランチャイズですので、加盟店が潰れればそれだけ本部のダメージも大きくなります。そうならないためにも、本部は加盟店のサポートを行うでしょうから、本部スタッフとの連携を密に取り合い、任せきりにならずに協力体制を敷いて、集客率向上に励むようにしましょう。

 コストカットでも体が資本なので、万が一の保険には入っておく

ハウスクリーニングの仕事は体が資本です。ほとんどの人が個人で開業しているでしょうから、万が一体を壊してしまった場合、一切の収入が無くなってしまいます。1日寝て治るようなものならいいのですが、長引いて入院や手術などがあるようになれば、お先真っ暗な状態となってしまいます。

いくら毎月のコストが低いといっても、一定額の支払いはありますし、自宅の家賃や税金、扶養者がいれば生活費も多くかかります。体調を崩してしまったばかりに、店舗が営業できないばかりか、毎月の支払いに追われる始末となってしまいます。

そうならないためにも、傷病保険の加入は検討しておいたほうがいいですし、事業主向けの保険もコストカットにこだわらず加入しておいたほうが無難です。また、安心して仕事に取り組めるというメリットもあります。

少し余裕があれば、賠償責任保険に入るのもおすすめです。ハウスクリーニングは訪問が基本ですので、依頼者の家で事故を起こす可能性はゼロではありません。単に壁や柱を傷つけるだけでなく、カーペットやカーテンなどを汚すだけでも問題視されます。

高額な損害賠償金を請求されてしまうと、今後営業自体に大ダメージを負い、事業の継続が危ぶまれてしまいます。安心して作業に集中できるよう、賠償責任保険に加入するのを検討したほうがいいでしょう。

 手軽にできるWeb集客での注意点

先述した共働き世帯は、仕事・家事・育児と何かと忙しくて、時間的にも余裕があまりないことが挙げられます。たまの休みには溜まった掃除をするよりも、ゆっくり家族で過ごしたいと考えている人も少なくありません。

そのため、手軽に検索できるWeb上で、ハウスクリーニングの業者を探していることもうかがえます。フランチャイズの場合、大元の本部側で知名度を上げる集客を試みているはずです。だからといって本部に任せきりにならず、自店舗でもWeb上での集客を心がけていきましょう。しかし、Web上での集客は手軽にできる反面、意識して取り組まないと全く集客効果が見込めませんので注意が必要です。

注意点として、Webマーケティングに慣れていないと、単純にホームページだけ作成して終わりという経営者も少なくありません。Web上にはさまざまな情報が溢れています。ハウスクリーニングを探している人は、すでに利用してみようという意思があるので見込み客となります。この見込み客を自店舗に誘導しないといけません。

ブログやSNSを開設しておき、自店舗の取り組みやハウスクリーニングの知識や利点を盛り込んだ内容をUPしていきましょう。ここで注意点となるのが、キーワードです。

単にブログを書きこんでも、訪問してもらわないと自分だけのオリジナル日記にしかなりません。Web上で見込み客が検索するキーワードを予想し、それをブログ上で意識して書き込んでいきます。このキーワードは、たとえば「ハウスクリーニング」「地域」「料金」「安い」「時間」「特徴」といった見込み客が知りたい内容を取り入れます。キーワードが多いブログほど、検索したときに上位表示されるので、見込み客が自店舗のホームページやブログを訪問する機会が増えていきます。

昨今ではスマホが爆発的に普及していますので、スマホでも読みやすい文字数や行間を意識することや、SNSを活用して見込み客がよく訪問しているサイトを探し、見込み客をフォローして自店舗を意識させるようにしておくと効果を期待できます。

 まとめ~フランチャイズオーナーが気を付ける点

フランチャイズオーナーとして独立開業後に気を付ける点は、低コストで開業できるという利点を意識し過ぎて経営者としての覚悟が備わっておらず、本部などに責任転嫁してしまうことです。どうしても簡単に儲けるという意識がありますので、これを捨て去り、本部に任せきりにならず、オーナー自らが集客に向けて行動することが必要です。

体が資本ですので、コストカットを意識して保険に入らないということにも注意してください。Web上での集客はただホームページやブログをUPするだけでなく、見込み客のキーワードを予想しておき、自店舗のサイトへと誘導するようにしていきましょう。

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