これだけはだめ!独立開業でよくある失敗例

2018.05.30

 これだけはだめ!独立開業でよくある失敗例について

人生で一度は独立開業してみたい、自分のお店を持ってみたい、と思っている人も多いのではないでしょうか?最近では、さまざまな業界で独立開業のチャンスがあります。
ただ、独立開業にリスクは付き物です。
事業にもよりますが、独立開業後1年以内に約半数が倒産・廃業してしまうという統計もあるほどです。せっかく独立開業するからには、しっかりと安定して経営していきたいですよね。
そこで、これから独立開業をする方や興味のある方のために、独立開業でよくある失敗例についてまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

 過剰な投資で失敗

どんな事業であれ、独立開業するには、初期投資や設備投資などの一定の投資が必要になります。ただ、最初から固定費の高い物件を借りたり、大規模な設備投資を行ったりすることは、リスクが高いでしょう。実際に、カフェを開業するにあたって過剰に投資し、失敗した事例をご紹介します。

高級住宅街で雰囲気のいいカフェを開きたいという希望から、立地にこだわって固定費の高い店舗を借りました。そして、高級住宅街の客層に合うように内装にもこだわり、食器やインテリアにも惜しみなく投資を行いました。ところが、初期投資や設備投資に資金のほとんどを使ってしまっていたため、運転資金がほとんどなくなり、集客が安定する前に経営が成り立たなくなり、閉店に追い込まれてしまいました。

このように、過剰とも言える投資は、独立開業の失敗の原因となります。

 技術・知識不足による失敗

念願だった独立開業を行うものの、その事業における技術や知識不足により、経営がうまくいかなくなるというケースも多く見られます。

独立開業には大きく分けて2種類あり、今までやってきた仕事と同じ仕事で独立するパターンと、これまでの経験のない新しい事業で独立するパターンがあります。技術・知識不足による失敗は、この2種類のうち後者の経験のない新しい事業での独立で多く起こります。

例えば、流行っている事業だからと市場の成長性などを事前にしっかりリサーチせずに、安易に事業を始めるケースなどはこの例に当たります。また、資格がいらないから簡単に開業できると、整体やマッサージなどのお店についても安易に開業するケースが見られます。
フランチャイズでの独立開業であれば、未経験の事業でも研修制度やフランチャイズ本部によるバックアップにより、経営を軌道に乗せることは可能です。ところが、完全な自分自身での独立開業となると、技術や知識の習得からその業界の常識など、幅広い分野の知識を自分で身につけなければなりません。そのため、実際に事業を始めてみると、技術・知識不足により事業をうまく回すことが難しいという問題に直面します。

このように、独立開業には営業力などのコツも重要ですが、そもそものしっかりとした技術や知識によって良いサービスや商品を提供することで、顧客からお金をもらっています。
その基本となる技術や知識を軽視すると、独立開業の失敗につながってしまうので注意しましょう。

 最初から大規模な事業をはじめて失敗

独立開業に大きな夢を描き、最初から大規模な事業をはじめようとするケースが多く見られます。これも、独立開業の失敗が多いパターンといえます。それは、大きな事業は成功すれば大きな利益が生まれますが、失敗するとその分の損失も大きくなってしまうからです。

独立開業で成功するコツとして、「失敗を念頭に入れて事業をはじめる」ということがあります。また、事業の成功とは、黒字を生み出しではじめてうまくいっていると言えるので、まずは大きな売上よりも黒字を出すということを優先して考える必要があります。そのため、最初は小さく事業をはじめて、徐々に事業を拡大していくことが理想になります。

実例として、独立開業にあたって意気揚々と都内の一等地にネイルサロンを出店したケースがあります。集客はできていたものの、ほとんどが新規のクーポン価格での利用客のみだったため、お店の家賃やその他経費を差し引くと赤字になってしまう、という状況で半年で閉店してしまったそうです。
この他にも、事業が軌道に乗ることを見越して、スタッフを採用してしまい、仕事がないにも関わらず人件費が膨大にかかってしまった、という失敗例も聞かれます。
これも、事業計画の時点で無理のある計画を立ててしまっている例と言えるでしょう。

このように、独立開業にあたっては、事前の事業計画による事業規模の見極めが重要になります。その点では、フランチャイズでの独立開業の中には、店舗なしで副業から始められるものがあります。また、フランチャイズでは、収益モデルというかたちで事業計画案のようなものが示してあるため、開業後の経営のイメージがしやすい点もメリットといえるでしょう。

 集客・営業力不足による失敗

独立開業にあたり、どんな事業においても集客・営業力が必要になります。いくら高品質なサービス・商品を持っていても、それを知ってもらって顧客になってもらわなければ意味がありません。独立開業では、サービスや商品と顧客をつなぐことも自分で行わなければならず、その方法がうまくいかないと失敗してしまいます。

実際に、飲食店の失敗例では、美味しい料理を提供しているという自信から、宣伝をほとんどせずに口コミのみに頼って集客を行っていました。確かに口コミは有効な集客手段ですが、即効性のあるものではありません。そのため、経営していく上で十分な利益を生み出せるようになる前に、そのお店は経営を続けていくことができなくなってしまいました。

このように、独立開業には、サービス・商品を提供する力だけでなく、売るための努力が必要です。

 リピーターがつかないという失敗

独立開業において、リピーターを確保することがとても重要になります。もちろん、新規の方に利用してもらうことも大事ですが、安定して経営を行っていく上ではリピートしてもらうことが必要です。サービス・商品によって、何%くらいのリピート率が必要なのか、事前にきちんとした計画を立てることも大事といえます。

実際にあった失敗例では、リピートしてもらうという意識なしに、有名なサイトに掲載していれば集客して運営していけるだろうという、安易な経営を行っていました。その結果、そのお店はリピート率が10%という低さから、開店後半年で閉店してしまいました。

 まとめ~独立開業は勢いでは成功しない

独立開業の失敗パターンとして、代表的な5つを紹介しました。いかがだったでしょうか?
独立開業は、資金があればはじめることは難しいことではありません。しかし、独立開業後の5年、10年と続けていくためには、業務の全体で工夫と努力が必要になります。
今回失敗ポイントとしてご紹介した、投資などの資金面、技術・知識、事業規模、集客・営業力、リピーターという要素に対して、事前にしっかりとしたリサーチ、事業計画の作成を行いましょう。
特に、同業種の独立開業しているお店について、成功・失敗の要因を分析することが重要です。独立開業は、勢いなどで簡単にうまくいくものではないので、じっくりと考えじっくりと準備してはじめましょう。

独立開業は、失敗すると大きな借金を抱えるリスクもあります。そのため、成功のためには、時には他人の意見に耳を傾け、広い視野で取り組んでいく姿勢が必要です。

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