北海道で独立開業を希望する方へ 自治体サポート情報やフランチャイズ情報など

2018.10.01

北海道で独立開業を目指す人は、土地も広く、人口も多いので、まだまだ成長が求められる業種でチャレンジすることが必要になります。これから独立開業を目指すオーナーにとって、不安や心配ごとが絶えない日々が続くこともあるでしょう。そこで、北海道で独立開業するために必要な、自治体のサポート情報や支援団体・制度、北海道で未経験でも始められるフランチャイズ情報を紹介していきます。

北海道での独立開業について

帝国データバンクの調査によると、平成30年での北海道の景気動向は回復傾向にあるとされています。道が発表した調査では、平成29年度は前年よりも北海道全般で新車登録台数や航空機の利用数が増えていることから、北海道の景気自体はおおむね良好というのがわかります。

道の経済部が発表した資料では、札幌を中心とした道中央地域ではスーパー・小売店などは軒並み好調をキープし、観光客の増加が拍車をかけている模様です。2020年の東京オリンピックに向けて、涼しい北海道への観光はこれからも増加傾向になります。元々国内でも観光地として人気が高い北海道ですから、外国人観光客が増えていくことで、サービス・小売・飲食関連は特に景気が良くなる反面、競争もヒートアップしていくことでしょう。

北海道の人口は500万人を超えており、全国でもトップ10に入るほどです。土地も広いので、まだまだ新規ビジネスのチャンスはあることがうかがえます。人口の集中している札幌周辺で独立開業を狙うのがおすすめといえるでしょう。

http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kks/ksk/sng/00/17data03.pdf
https://www.tdb.co.jp/report/watching/area02_2018.html

北海道で独立する際の支援団体や制度について

北海道で独立開業を実践する場合の支援団体や制度をみていきましょう。

道庁が行う中小企業向け融資制度

道庁の経済部地域経済局中小起業課では、金融機関の窓口を通じて低金利の融資を支援しています。また、従業員が20人以下の小規模企業では、融資期間が1年という短期資金の受付も行っており、賞与支払いや仕入れの決済といった短期間の必要資金を支援しています。

中小企業の味方、商工会議所

新規独立開業をサポートしている代表的な組織として、北海道商工会議所連合会があります。札幌商工会議所を始め、全道42商工会議所が創業をサポートしています。広い面積を誇る北海道だけに、開業してもサポートが受けられないのではないかと心配する人もいるでしょうが、道内の中心となる札幌はもちろん、函館、釧路、稚内、網走、根室といった東西南北の道内端まで拠点があるのは心強いといえます。

たとえば、札幌商工会議所では、市内の5か所に中小企業相談所の支所があります。それぞれの支所では独立開業に経験豊富なスタッフ(経営指導員)が配属されていますので、税・立地・費用・仕入れ・施工業者など、さまざまな観点から助けが必要な場合に役立ちます。

開業準備のサポートだけではなく、開業後に販路拡大を狙う場合にもこれまでの経験をもとにサポートする体制が整っています。また、経営方針や税、法律に関することなど、事業を進めていく中で、円滑に進めていくために必要となる知識が求められます。そこで、税理士や中小企業診断士、社会保険労務士、行政書士といった専門家に相談することもできます。1事業当たり3回まで利用できます。

中小企業の独立支援団体

・日本政策金融公庫
独立開業へ向けて、相談会やセミナーを実施し、どのような事案に関してもサポートしてくれます。最初に悩むのが事業資金と事業計画書といえそうですが、日本政策金融公庫では相談件数も非常に多いことから、経験豊富なスタッフが相談を扱っています。
https://www.jfc.go.jp/

・北海道中小企業総合支援センター
北海道で独立開業する起業家へ向けて、創業の相談や経営課題の解決といった諸問題への対応をサポートしています。

TOPページ

・北海道信用保証協会
経営相談を行い、事業資金を金融機関などから借入するために公的な保証をしてくれます。
http://www.cgc-hokkaido.or.jp

・北海道ニュービジネス協議会
北海道におけるニュービジネスの振興やビジネスに関する情報交換や交流活動を目的として活動しています。
http://www.hnbc.jp/about.html

女性が起業するためのサポート体制

結婚や育児のかたわらで独立開業する女性のために、北海道でもさまざまな支援団体やサポート体制が整っています。

・札幌市
女性起業家の相談窓口では、利用者が安心しやすいように、女性の中小企業診断士が相談に乗ってくれます。結婚や出産、育児といった男性目線では相談しづらい内容も、女性ならではの視点で相談を受け付けています。
https://www.city.sapporo.jp/

・一般社団法人北海道女性支援協会
働く女性を応援し、独立開業の相談や創業スクールを実施しています。
https://www.lady-so.org/

・EZONA
国家資格を目指す女性のサポートを心がけています。キャリア相談には子連れで参加することも可能で、まずは低資金で在宅開業を目指す人にもおすすめです。
https://ezona.jimdo.com/

・公益財団法人北海道女性協会(北海道立女性プラザ)
独立開業ではどの機関に相談していいのか分からないこともあります。同協会では、女性のライフステージ合せて相談を実施しています。
http://www.l-north.jp/sodan/katuyaku.html

・オホーツクキャリアデザインネットワーク
女性が独立開業するための支援やキャリア形成を目指すためにサポートしています。
http://ocdn2015.jimdo.com/

北海道での主なフランチャイズチェーン

北海道で未経験から独立開業できるフランチャイズチェーンを紹介(店舗数は2018年8月現在)していきます。

金沢屋

金沢屋は日本人に馴染みのある、襖・網戸・障子の張替を専門的に行っています。競合店舗がほとんどないので、広大な北海道にまだ2店舗しかありませんから、今後の事業展開によっては販路拡大のチャンスといえるでしょう。

金沢屋自体も全国にフランチャイズ展開していますので、複数店舗の経営も視野に入れることは可能です。職人さんの仕事に思えますが、金沢屋ではしっかとりした研修制度を設けており、未経験からでも安心してお店を運営していくことができます。

高齢者は襖や障子といった日本家屋に住んでいることが多いので、今後の需要も大きくなりつつあります。金沢屋では随時フランチャイズ加盟店を募集しており、平日や土日には各地で開業説明会を開催しています。

個別の相談会はもちろん、工房の見学や技術体験会など、新オーナーが不安になる要素を丁寧にサポートしています。

金沢屋で独立開業するには3つの契約プランがあり、それぞれ「ライトプラン」「ベーシックプラン」「ラグジュアリープラン」からなります。

「ライトプラン」

6日間の研修で1人から独立開業を希望する人向けで、開業パック1名分、玄関網戸の取扱い権がセットになっています。

・加盟金:120万円(税別)
・ロイヤリティ:月8万円(税別)

「ベーシックプラン」

夫婦や親子など、主に2名での独立開業を想定したプランとなり、6日間の研修期間で、開業パック2名分、襖・障子・網戸の取扱いがセットとなっています。これ以外にもブランド使用権やチラシ利用権、集客支援なども付帯しています。

・加盟金:180万円(税別)
・ロイヤリティ:月5万円(税別)
 
「ラグジュアリープラン」

複数店舗の運営を想定している人もいるでしょうから、このプランでは2店舗運営をベースに、ベーシックプランにプラスアルファがなされています。研修は4名で6日間、開業パック2店舗分がセットになっています。営業エリアも2店舗分取得することができます。

・加盟金:250万円(税別)
・ロイヤリティ:月8万円(税別)

金沢屋は売上の約8割が粗利となり、短期で収益を賄うことが可能となります。お客様の自宅に赴くことが必須ですので、丁寧な接客も大切となります。リピーターとなりやすい業種ですので、一度売上が確保できれば、利益率も高くなります。

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メリーメイド

メリーメイドは大手企業のダスキンが運営するフランチャイズサービスです。女性の社会進出や少子高齢化社会によって、ハウスクリーニングの需要は高くなっています。 北海道にも40店舗拠点を構えています。

主な業務内容はハウスクリーニングをメインとした家事代行サービスの提供で、定期利用を基本としているので、顧客がリピーターになりやすく、安定した集客を望めます。

メリーメイドの開業資金は約195万円で、

・加盟金:85万円
・研修費:約25万円(1人)
・初期キット:約61万円(洗剤等)
・看板等:約9万円
・資器材ラック:約15万円
・加盟店会会費:入会金1万円
・その他:車両、ユニフォーム等
これらが初期費用となります。 

また、開業後にかかる費用として、

・ロイヤリティ:毎月売上の8%
・広告分担金:毎月売上の1%
・業務システム使用料:月22,000円~
・連携システム使用料:月5,000円
・加盟店会会費:月2,000円
・クレジット決済システム使用料:月2,000円
・損害賠償保険:年間約3万円程度がかかります。

ダスキンのロゴを使用できますので、大手特有の安心感があります。地域本部のエリアマネージャーによる経営面で指導やアドバイスをもらうことで、経営方針の見直しを客観的に把握することができます。

https://www.duskin.co.jp/fc/care/mm/about.html

おそうじ本舗

高齢者向けのビジネスにはハウスクリーニングがあります。高い場所になるエアコンや腰を低くする水回り・浴槽など、年齢とともに辛くなる作業が必ずでてきます。高齢者世帯だけでなく、共働き世帯が増えたことによって、ファミリー層からも需要が高まります。

そんなハウスクリーニングを専門にするおそうじ本舗は、全国にフランチャイズを展開していますが、北海道には32店舗を構えています。

土地が広い北海道では、まだまだ拠点を増やす必要があります。業界大手のノウハウを活かして、しっかりとした研修制度で技術や経営面の勉強をすることができます。

おそうじ本舗の業務内容はハウスクリーニングや家事代行サービス、店舗やオフィスクリーニングがメインとなっています。冬季は雪かきの受注が多くなり、オールシーズンで集客効果が見込めます。

おそうじ本舗では個人契約と法人契約に分かれ、どちらもフランチャイズ契約は2年間となり、個人契約の対象条件は20歳から65歳位までで、要普通自動車免許となっています。

開業資金は約260万円で、
・加盟金:20万円
・保証金:20万円
・研修費:44万円
・器材費:155万円
・開業支援チケット:5万円
・システム使用料:15万円となっています。
また、開業後の資金として、ロイヤリティ6万円(税抜)が固定費として発生します。

https://www.osoujihonpo-fc.com/

まとめ-景気回復傾向の北海道では独立開業も狙い目

北海道は景気回復傾向になりつつあり、道央では特にすべての事業で収益がプラスになっていますので、札幌近郊で開業するのがおすすめといえるでしょう。北海道では観光地としての人気も高く、小売・サービス業・飲食業といった業種は需要が高まります。土地が広くて人口も多いので、高齢者向けのビジネスはまだまだ需要があります

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