独立開業のよくある質問その14 家族や両親、親族には頼った方がいい?

2018.07.29

独立開業するにあたって、家族はもちろん、両親、親族などの身近な人に相談や報告、協力をお願いすることがありますね。独立開業への気持ちをこれまで伝えていなかった場合には、突然の話に驚かれてしまうこともあるでしょう。今後の生活を考えて、反対されるケースも珍しくありません。

さらに、両親や親族からお金を借りたり、夫婦の共有財産から資金を捻出したりする場合には、特に理解してもらうことが求められます。自宅で開業する場合には、生活面での配慮も大切です。

そこで今回は、独立開業でよくある質問「家族や両親、親族には頼った方がいい?」に関連して、独立開業における身近な人との関わり方について解説します。独立開業を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

家族と一緒に独立開業するメリット・デメリット

独立開業には、家族で一緒に開業する方法があります。

家族で独立開業をするメリットとしては、会社員生活よりも家族の時間が持てることが挙げられます。また、夫婦の片一方が独立開業する場合よりも事業に対する理解があり、同じ目標に向かって進むことができます。

独立開業は孤独や不安を感じやすいため、家族が共に挑戦してくれるだけで安心感があるでしょう。家族間で業務の役割分担ができる点もメリットといえます。

家族で独立開業するデメリットとしては、経営が安定しなかった時に収入面での心配があることです。夫婦で別々の仕事をしていると、もし開業の業務がうまくいかなかった場合にも収入がゼロになる心配がありません。

また、家族で一緒に仕事をすることは一緒に過ごせるというメリットがある一方で、同時に仕事とプライベートの線引きが曖昧になりがちです。仕事でのいざこざを家庭に引きずってしまわないようにしましょう。

独立開業を考えている方は、自分一人で独立開業したいのか、家族と一緒に開業したいのか考えてみてください。

夫婦・家族でフランチャイズで独立開業

フランチャイズの中にもさまざまな形態があり、夫婦・家族での独立開業を募集しているプランがあります。コンビニホテル清掃業などさまざまな業種でフランチャイズ加盟店の募集があり、夫婦での独立開業希望も多く聞かれます。

特に、シニア世代が第2の人生に夫婦2人で独立開業というプランは人気があります。
これまで会社勤めの時には、なかなか一緒にいる時間がとれなかったことから、一緒に何かしたいという夫婦が増えています。フランチャイズでの独立開業では、夫婦で説明会や研修に参加することができ、一人よりも安心といえるでしょう。

フランチャイズでの独立開業も視野に入れている方は、そういった夫婦での開業プランについてリサーチして見ることをオススメします。

独立開業への家族の理解

家族と一緒に独立開業しない場合にも、開業にあたって家族に理解してもらうことは重要です。特に結婚して子どもがいる場合には、パートナーにとって独立開業のために仕事を辞めることは、少なからず想定外で不安なことでしょう。

そのため、家族に独立開業を理解してもらうためのコツを3つご紹介します。

1.独立開業したい理由をしっかりと伝える

家族に独立開業を理解してもらうために、開業したい理由をしっかり伝えましょう。

どんな事業を行う場合にも、それをやりたいという思いがあって開業します。家族を説得することができなければ、顧客に商品やサービスの良さを説明して納得してもらうことは難しいでしょう。

家族にとっても独立開業するとメリットがあるということをうまく伝えてみてください。顧客相手と同じように、家族の立場でメリットを織り交ぜながら説得できるといいでしょう。

2.目標を達成できる根拠を説明する

家族が一番心配する収入面での目標について、根拠を含めて説明が必要です。事業計画をもとに、損益計算、サービスの強みなどを根拠にして目標達成のビジョンを示しましょう。

3.長期的な人生設計を伝える

独立開業は、すぐに経営が安定して事業が軌道に乗るということは少なく、多くの場合、一定期間は苦しい時期が続くでしょう。そのため、家族には独立開業後の長期的な計画についてもしっかりと伝えておくことが大切です。

独立開業というと、独身の方が始めやすいという声も多く聞かれます。ただ、家族がいて独立開業すると、退路が断たれた状態での挑戦のため、何とかしなければという思いが湧いてくるというメリットもあります。
ぜひ独立開業を家族に理解してもらい、理解者として応援してもらいましょう。

独立開業にかかる両親の反対・資金借り入れ〜贈与税に注意〜

独立開業をする際に、すでに別々に暮らしていても両親への相談・報告に悩む方は多いのではないでしょうか?

今までやっていた仕事の延長での独立の場合には、理解してもらうことは難しくないでしょう。ただ、全く新しい業界での独立となれば、両親はこれからの生活を心配して反対されることも多くあります。

また、もし両親に資金の援助・借り入れを申し込む場合には「贈与税」に注意しましょう。
返済なしの援助の場合や借り入れて返済を行わないと、金額によっては「贈与税」が発生します。「贈与税」は、年間110万円までは発生しませんが、それ以上の場合には確定申告が必要となります。
両親の場合には、贈与とみなされないためにも、借り入れであれば借用書を用意しておくことをオススメします。

パートナーの両親からの反対

結婚している場合には、パートナーの両親から独立開業を反対されるというケースが少なくありません。ここでも、独立開業の理由・収入確保の根拠・人生設計を伝えることで、理解してもらうようにしっかりと話すことが大切です。

独立開業での親族との関わり〜資金・人脈〜

開業資金を集める方法として、行政からの助成金・補助金、日本政策金融公庫からの融資、民間の融資、家族内でのお金のやりとりがあります。それ以外の資金調達として、親族からお金を借りることもあるでしょう。

親族からお金を借りるメリットとしては、家族同様に利息なしで貸してもらえるケースが多いことと、返済計画に変更があった場合にも理解してもらいやすいことが挙げられます。

ただ、親族の場合にもお金が絡むとトラブルになりやすいため、借りる場合にはきちんと書面のやり取りを行っておくことをオススメします。

「贈与税」は前述のとおり、年間110万円までは発生しませんが、それ以上の場合には確定申告が必要です。

独立開業にあたって親族に理解者になってもらうことは、資金面以外でも人脈的な意味でメリットがあります。
親族というと身近ではありますが、自分とはまったく異なる人脈を持っていることもあるでしょう。仕事に繋げるアンテナを増やすためにも、親族に頼ってみることもオススメといえます。

まとめ

独立開業でよくある質問「家族や両親、親族には頼った方がいい?」に関連して、独立開業における身近な人との関わり方について解説しました。いかがだったでしょうか?

生計を共にしているかどうかの違いはありますが、身近な人は独立開業を心配・反対する人
が多いでしょう。ただ、独立開業したい理由や目標を達成できる根拠、今後の人生設計などをしっかりと説明することで、心強い理解者となってくれます。

もしも資金を借り入れる場合には、しっかりと借用書を作って「贈与税」にならないようにするといいでしょう。

独立開業を考えている方でまだ家族や身近な人に相談・報告をしていないという人は、ぜひ早めに話してみることをオススメします。時間をかけて話すことで、理解してもらうことも大切です。

ぜひ参考にしてみてください。

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