独立開業のよくある質問その13 青年会議所や社長の集まりとかに顔を出した方がいい?

2018.07.29

独立開業した人の中には、青年会議所へ入会している人としていない人の両方います。青年会議所のイメージとして、社長の集まりということがあるでしょう。

ただ、独立開業したら青年会議所へ入会した方がいいのか悩む方も多いのではないでしょうか?青年会議所への入会を検討するために、活動内容などをしっかりと把握する必要があります。

そこで今回は、青年会議所についてメリット・デメリット、入会方法などを詳しく解説します。独立開業を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

青年会議所とは?

青年会議所とは、戦後に社会貢献を理念として全国各地に設立された団体です。

全国の運営の調整機関として日本青年会議所(日本JC)が置かれ、「子どもたちの育成」「スポーツ振興」「ボランティア」「世界の仲間との交流」「地域特性を生かしたまちづくり」「対話がつくるよりよい社会」「自己トレーニング」などの分野で活動しています。

青年会議所の特性として、年齢制限があることが挙げられます。青年の情熱による社会貢献を目的としているため、会員になれるのは20歳〜40歳までに限られています。青年会議所では、この年齢制限により組織を若々しく保つことができ、行動力へ繋げていると言われています。

また、青年会議所内でさまざまな役職をそれぞれが担うことにより、経験・鍛錬の場としても活用され、個々の本業へ役立てていくことができます。

青年会議所のOBの中には、国会議員や都道府県知事、自治体の長、地方議員など多くのリーダーがいることも特徴として知られています。

世界的には、国際青年会議所(JCI)という組織があり、日本も1951年から加盟しています。
国際青年会議所(JCI)の会員数は、世界で17万人以上、OBは250万人以上という大きな団体です。毎年11月に世界会議も開催されており、国際交流も行われています。

青年会議所へ入るメリット

青年会議所へ入るメリットについて、4つご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

1.人脈を増やすことができる

青年会議所にはさまざまな業種の会員がいます。そのため、青年会議所に入ると異業種を含めていろんな人と交流ができ、人脈を増やすことができるでしょう。
実際に、青年会議所内で知り合って仕事に繋がるケースも少なくありません。

2.独立開業に関する悩みを共有・解決できる

独立開業すると、孤独を感じることが多いですが、青年会議所に入会することで同じ立場の人と知り合うことができ、悩みの共有や解決ができます。特に青年会議所は、年齢制限が20〜40歳と決まっているため、同世代の独立開業の仲間と相談し合うことができるでしょう。

また、青年会議所にはさまざまなタイプの経営者がいるため、その他の人のやり方や考え方に触れることができることもメリットです。

3.政治的な繋がりができる

青年会議所のOBの中には多くの政治家がいるため、青年会議所に入ることで政治的な繋がりができます。そのため、選挙の立候補者のプロフィール欄には、よく青年会議所の役職名が書いてあることがあります。

ゆくゆくは政治家にも興味があるという方は、青年会議所へ入ることを検討してみましょう。

4.スキルが身につく

青年会議所へ入るメリットとして、さまざまなスキルが身につくということがあります。これは、青年会議所での活動は地域ごとに違いはありますが、地域活動など社会貢献活動を行うため、組織としての経験を積むことができます。

実際に、仕切りがとてもうまくなったなどの経験談も多く聞かれます。

青年会議所へ入るデメリット

青年会議所に入るとメリットだけではなく、もちろんデメリットもあります。入会については、デメリット面もしっかりと把握して検討しましょう。

青年会議所へ入るデメリットを2つご紹介します。

1.入会金・年会費が高い

青年会議所に入るには、入会金と年会費が必要になります。金額はそれぞれで異なりますが、一般的に入会金が数万円年会費が十数万円と高額になっています。そのため、独立開業でかなりの出費がある上に、この金額を払って青年会議所に入ることをためらう方も少なくないでしょう。

この金額については、わりに合わないといった声も聞かれるためよく検討することをオススメします。

2.時間がとられる

青年会議所のデメリットとして、毎月の例会や年間行事が多数あり、土日や平日の夜に多くの時間をとられるということがあります。また、飲み会や懇親会が多いという声も多く聞かれます。

特に、独立開業を目指す方の中には、組織での人間関係が嫌になって独立開業する方も多くいるでしょう。そういった方にとっては、青年会議所の活動は苦痛となるかもしれません。

実際に青年会議所に入っていた人の経験談として、飲み会が多すぎる、青年会議所関係の仕事に時間がとられすぎた、といった不満が多く聞かれます。

青年会議所へ加入を考えている場合には、こういった点もしっかりと検討してみましょう。

青年会議所は地方では加入率が高い

青年会議所は地域ごとに事情はさまざまですが、比較的地方では加入率が高いといわれています。それは、地方の方がコミュニティや人間関係が密であるため、知り合いに頼まれて仕方がなく、今後の人間関係が悪くならないように、などの理由から入会するケースも多く見られます。

また、地方では仕事の流れが知り合いを経由した仕事のやりとりが少なくないため、青年会議所のような地域の組織に入るメリットが大きいことも考えられます。

独立開業を目指す方で、地元の繋がりが強い地域での開業を考えている場合には、メリット・デメリットを考慮して入会を検討してみましょう。

青年会議所に入るには

全国の青年会議所で会員を募集しています。各青年会議所のホームページ以外にも、全国の青年会議所の調整役である日本青年会議所では入会案内窓口を設けており、最寄りの青年会議所を紹介してもらえます。

青年会議所への入会を検討している方のために、青年会議所の入会についてご紹介します。

つくば青年会議所を例に見てみると、入会までの流れについては

  1. 見学
  2. 入会申し込み・研修期間3か月
  3. 入会オリエンテーション
  4. 理事会での承認
  5. 正会員

といったかたちになっています。
2.の入会申し込みでは、正会員と同様に活動に参加できるため体験期間といった位置付けになっています。

横浜青年会議所の場合には、入会までの流れの中に「面接」「ゲストオリエンテーション」「ゲスト例会」「例会(入会式)」があります。それぞれのスケジュールが決まっているため、入会希望者はその設定されたカリキュラムに沿って入会できます。

青年会議所への入会には、必要な費用や書類・手続きなどにそれぞれ違いがあります。そのため、入会を検討している場合には実際に問い合わせてみるといいでしょう。

まとめ

独立開業にあたり青年会議所には入るべきかという疑問に対して、青年会議所に入るメリット・デメリットを中心に解説しました。いかがだったでしょうか?

青年会議所に入ると、経営者同士の横の繋がりや地域の繋がり、スキルアップなど多くのメリットがあります。ただ、それは青年会議所に入らなければ得られないかというとそうではありません。例えば、フランチャイズでの独立開業の場合にも人脈やスキルアップなどは可能です。

また、青年会議所へ入るためには年間十数万かかり、時間も多くとられてしまいます。そのため、入会の検討は慎重に行うことをオススメします。

独立開業を考えている方は、開業予定の地域や職種の青年会議所との繋がりについてリサーチしてみましょう。

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