独立開業前にこれだけはやっておけということ

2018.07.28

いずれは独立開業しようと決意を固めても、「開業前にやるべきことは?」と不安に感じる人も多いでしょう。実際に、独立開業を経験した人の中には、開業前にやっておけばよかったことがたくさんあった、と後悔する人も少なくありません。

そこで今回は、独立開業前にこれだけはやっておけということについて解説します。ぜひ参考にしてみてください。

生活費の見直し

独立開業をするにあたり、開業後の生活費に不安を感じる人は多いでしょう。実際に、独立開業ではすぐに売上が安定することは少なく、開業後しばらくはお金の面での心配事が絶えなかったという声を多く聞きます。

そのため、事業自体にかかるお金と同時に「生活費」という点で、開業前に見直しておくことをオススメします。

生活費とは一般的に以下のようなものがあります。

  • 住居費
  • 食費
  • 光熱水費
  • 通信費
  • 交際費
  • 趣味娯楽費
  • 被服費
  • 保険代
  • 雑費

お子さんがいる場合にはこれに加えて、教育費などの項目が入ってきます。独立開業して売上があってもなくても、毎月生活のためにこれだけのお金が出ていくことを想像してみましょう。

独立開業では最悪の場合を想定しておくことが大切です。もし売上が少なくても貯金の切り崩しを最小限にするために、食費を毎月30%カットすることや、通信費を安いものに切り替える、趣味娯楽費や被服費を半分にする、保険を見直すなど、開業前にやっておきましょう。

もちろん、できる限り開業前に貯金をしておくことも重要です。

いざ独立開業すると、生活費のことまで考える時間がなくなってしまいます。そのため、ぜひ開業前に生活費で削れるところがないかチェックしてみてください。

生活費を増やすことは簡単ですが、減らすことは簡単なことではありません。開業前に生活を少し変えておくことで、開業後のストレスも少なくなるでしょう。

資金集め

独立開業ではどんな事業であれ、あらゆる資金が必要になります。事前にどのくらいかかるか見込みを算出していても、実際にはそれ以上かかることが少なくありません。そのため、開業前にしっかりと資金を集めておくことは重要です。

独立開業に必要な資金として、「開業準備資金」と「運転資金」があります。

「開業準備資金」とは、事業を開始するために必要な資金のことです。店舗や事務所を構えるのであれば、それにかかる資金や設備投資などが含まれます。

一方で「運転資金」とは、事業を行っていくのに必要な資金のことです。独立開業では、一般的に運転資金を3〜6か月分用意しておくといいといわれています。ただ、事前の運転資金の見込みが甘く、売上が振り込まれる前に運転資金が枯渇しそうになったというケースも聞かれます。

そのため、資金集めの方法として、融資制度についてもしっかりと調べて準備しておきましょう。

フランチャイズでの独立開業の場合には、必要な資金の目安がわかりやすく、融資についての相談にも乗ってくれるため安心です。フランチャイズに関心のある方は、調べてみるといいでしょう。

人脈づくり

独立開業前にやっておくといいこととして、人脈づくりが挙げられます。開業すると、いろいろな人と知り合う機会や時間がなくなることもあるためです。

また、独立開業を目指す上で、開業の先輩として経営者と知り合うと有益な情報やアドバイスをもらうことができるでしょう。実際にすでに開業している人の話を聞いてみることは、とても勉強になりオススメです。ぜひ積極的に行動してみましょう。

新しい人との出会い以外にも、今すでに知り合っている人との人脈を強くすることも大切です。もしかしたらそこから広がって、新たな出会いやビジネスに繋がることもあるかもしれません。

ただ、人脈づくりを行う場合に、あまりにビジネス目当てや利益目当てで行動することはやめましょう。特に独立開業では信頼関係を築くことで、継続的な仕事依頼に繋がります。その点を忘れずに人との付き合いを大切にしてください。

ホームページ・ブログ・SNS

独立開業前に、ホームページやブログ、SNSを運用していると開業後にスムーズにビジネスに繋げていくことができます。

独立開業では、自分で仕事や顧客を獲得していかなければなりません。そのため、事前に個人のホームページやブログ、SNSで自分のことを知ってもらうと、開業後の強みとなります。

最近では、ホームページやブログ、SNSは、お金のかからない集客ツールとして、ビジネスにとても役立ちます。独立開業を決意したら、ぜひ早めに始めてみましょう。

また、会社員のうちに週末プチ起業をしてみることもオススメです。
サイトを運営することで収入を得る方法など、費用をかけずに始めることができます。うまくいけば、独立開業後にも一つの収入源となり、安心材料にもなるでしょう。

ローンを組む・クレジットカードを作る

独立開業の前にやっておくといいこととして、「ローンを組む」「クレジットカードを作る」ということが挙げられます。

まず、住宅や車の購入などでローンを組みたいと思っている方は、開業前に組む事をオススメします。
ローンの審査は、「収入が安定しているか」という点が重視されるため、独立開業すると安定した収入がないと見なされ、組むことが難しくなります。一般的に、独立開業後にローンを組むためには、売上が安定して3年は実績ができてからでないと厳しいといわれています。

クレジットカードについても、安定した収入がないと信用されないため、独立開業後には作ることが難しくなります。クレジットカードはすでに持っているという方も、事業用として新たに1枚作ることをオススメします。

事業案や戦略は複数用意しておく

独立開業にあたり、事業計画などをきちんと用意している人は多いでしょう。ところが、実際に開業すると計画通りになかなかうまくいかないことが多くあります。

自分の信念を曲げずに事業を行っていくことは大切です。ただ、結果が出ない、明らかに狙いが間違っているという場合には、軌道修正することが必要になります。そんなとき、事業案や戦略について複数用意しておくと、慌てることなく違うプランを採用することができるでしょう。

このように、独立開業では事前にあらゆる状況を考えておき、事業や戦略を準備しておくことが大切です。独立開業を志したら、事業の候補をなるべく多く挙げておき、戦略もさまざまなプランを用意しておくといいでしょう。

まとめ〜会社員のうちにやれることをやっておこう〜

独立開業前に、これだけはやっておけということについて、「生活費の見直し」「資金集め」「人脈づくり」「ホームページ・ブログ・SNS」「ローンを組む・クレジットカードを作る」「事業案や戦略は複数用意しておく」という6つの項目に分けて解説しました。いかがだったでしょうか?

独立開業は、準備期間がとても重要だったという体験談は多くあります。特に、独立開業後も生きていくために絶えずお金が必要です。ぜひ生活費の見直しをして、できるだけ多くの資金を準備しておくようにしましょう。

また、人脈づくりやホームページ・ブログ・SNSについても、独立開業後ではなかなか余裕がなくできない、ということが考えられますね。ローンやクレジットカードは、会社員のうちにやっておくことで大きなメリットがあります。事業案・戦略についても柔軟に多めに用意しておくといいでしょう。

ぜひ参考にしてみてください。

独立開業を決心したら、今回ご紹介した「やっておくといいこと」について、少しずつでも始めてみることをオススメします。

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