独立開業のよくある質問その9 海外で独立開業したい

2018.07.24

独立開業したい、という夢を持つ方は多いと思いますが、海外で独立開業したいと考えている方も最近増えてきています。

ただ、海外といってもそれぞれの国ごとに、言語や文化、習慣、価値観などに大きな違いがあります。そのため当然ですが、海外で独立開業することは、日本で独立開業することの何倍も大変といえるでしょう。その国のマーケティングリサーチや、事業展開、ビジネスモデルなど、開業前に入念な準備が必要になります。

そこで今回は、海外での独立開業について、比較的開業しやすい国や注意点などに触れながら解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

独立開業に人気の国

海外と一言でいっても、さまざまな国と地域があります。そこで、日本人が海外で独立開業するのに人気の国について解説していきます。

英語圏での独立開業

英語圏では言葉の壁が少ないことが人気の理由として挙げられますが、ヨーロッパは移民などの問題もあるため、独立開業のハードルは高めといえます。また、日本国内同様にヨーロッパや北欧などの先進国では市場自体が成熟しているため、ビジネス参入にはアイディアや工夫が必要になります。

ニュージーランドも登記が比較的簡単なことで有名ですが、産業構造的に外国人がビジネス参入するにはあまり適している国ではありません。

日本人に人気・東南アジア

アジア圏の国、特に東南アジアでは、人口増加と経済成長が続いているため独立開業で注目されているエリアです。

日本をはじめとする成熟市場の国では、独立開業に成功するためには実力があっても成功することが容易ではありません。その点、経済成長を続けている国ではビジネスチャンスが多く、持っている力以上の成果が出ることもありオススメです。

また、日本で成功しているビジネスをそのまま持って行っても成功しやすいといえるでしょう。

独立開業しやすい国の特徴

独立開業に向いている国の特徴について、4つご紹介します。海外での独立開業を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.人口が増加していて、経済成長を続けている

日本人が海外で独立開業する時に向いている国として、人口増加経済成長を続けている国が挙げられます。

そもそも、日本以外の国で独立開業する理由として、経済成長を続けている国ではビジネスが成功しやすいということがあります。まだまだ手をつけられていないビジネスがたくさんあり、参入することで大きな利益を生み出せる可能性があります。

また、人口増加している国は、日本と違って若者世代の割合が多いため、若者向けのビジネスに特に伸びしろがあります。

2.日本では当たり前でも、その国にはまだないものやサービスがある

海外の国の中には、日本では当たり前の商品やサービスでも、まだ浸透していない場合があります。そういったこれから成長する市場がある国を選ぶと、海外でも独立開業に成功しやすくなりオススメです。

日本で普通に使っているものやサービスを見直してみると、海外での独立開業のヒントになるものがあるかもしれません。

3.独立開業時の手続きが簡単、規制が厳しくない

独立開業するためには、届出や許可などさまざまな手続きが必要になります。そのため、特に海外で独立開業を目指す場合は、独立開業時の手続きや規制が厳しくない国を選ぶといいでしょう。各種手続きは国によって異なり、簡単な国もあれば多くの申請が必要で、さらに厳しい条件がついている国もあるからです。

海外での独立開業を行う時には、手続きについてもリサーチしましょう。

4.日本人がある程度住んでいる

海外での独立開業に向いている国の特徴として、日本人がある程度住んでいる国を選ぶことをオススメします。

海外での独立開業では、当然ですが現地の人を相手に現地の人とビジネスを行っていくことになります。あまりにも周りに日本人がいない国を選んでしまうと、相当な精神力が必要となり、誰もが挑戦できるものではなく成功のハードルも高いといえるでしょう。

海外で独立開業する場合の注意点

日本人が海外で独立開業する場合に、注意すべき点を「宗教」「雇用」「契約」からご紹介します。

1.宗教

日本で暮らしていると、宗教の違いを感じることは少ないでしょう。ただ、他の多くの国では、宗教というものが人々の暮らしの中に大きく影響のあるものとして存在しています。そのため、日本人が海外で独立開業する際には、その国の「宗教観」についてしっかりと頭に入れておくことをオススメします。

日本の感覚では普通なことでも、海外ではタブーとされていることが多くあります。その国のビジネス習慣・事情を理解し、信頼関係を作ることが成功への秘訣となるでしょう。

2.雇用

海外で独立開業する場合、現地の人をスタッフとして雇用することも多くありますね。現地スタッフを雇用するメリットとしては、その地域への貢献度が増し地域に認識してもらいやすくなることが挙げられます。

ただ、国によっては仕事のいい加減さに驚くこともあるでしょう。事前に雇用契約や条件について明確にしておくことが大切です。

3.契約

日本国内と比べて、海外の契約事情は厳しいと心得ておきましょう。

日本ではある程度の倫理観が通用することがありますが、海外ではそれは通用しません。そのため、依頼した業者が勝手に材料を安価なものに変更したり、知らないうちに仕様を変えていたなんてこともよく聞かれる話です。

海外では、相手は自分に都合のいいような契約を結ぼうとするものと考え、特に契約は慎重に行いましょう。もしも契約書の文言の理解に不安がある場合には、すぐに契約せずに専門家へ相談することをオススメします。

海外で独立開業するにはタフなメンタルが必要

独立開業には強い精神力が求められますが、海外での独立開業には特にタフなメンタルが必要になります。

注意点でもご紹介しましたが、海外と日本では言葉も宗教も文化も異なります。そのため、海外で独立開業した人の多くから、精神力が鍛えられたという話をよく聞きます。特に、騙された、強盗にあった、などの話は国によっては珍しくないことです。治安という点については、日本ほど安全な国はないということを頭に入れておきましょう。

海外での独立開業でも、すぐにはうまくいかないことが多くなります。日本で独立開業する以上に、覚悟をもって取り組むことが大切です。

海外出店フランチャイズ

アジアなどを中心に、日本のフランチャイズチェーンの多くが海外へ進出しているのをご存知でしょうか?外食チェーン小売サービス業などさまざま分野で海外展開が進んでいます。

海外での独立開業する方法の一つとして、フランチャイズでの独立開業もオススメです。コンビニや飲食店を中心に、開業希望者を募集している企業が数多くあるので、ぜひ検討してみてください。

フランチャイズでの独立開業では、本部によるサポートがあるので、海外でやりたいけど不安という方には安心のサービスといえます。

まとめ

海外での独立開業について、比較的開業しやすい国や注意点などに触れながら解説しました。いかがだったでしょうか?

海外といっても、どの国でどのような商品・サービスで独立開業するかによって、準備すべきことや注意点など、様々なことに違ってくるでしょう。

ただ、世界にはまだ誰も参入していない市場がたくさんあります。そういった市場を見つけて大きく成功できる可能性があるのが、海外で独立開業する大きなメリットです。

「独立開業するなら日本ではなく海外で挑戦したい」という方は、今回ご紹介した国々や注意点などをぜひ参考にしてみてください。

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