独立開業の際有利な人数は一人、それとも複数?

2018.07.22

独立開業を目指す方の中には、「一人でやっていけるかな?」「やっぱり仲間はいたほうがいい?」といった疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか?

独立開業にはさまざまな開業の仕方があり、大きく分けると一人で開業するパターンと家族や友人などと一緒に複数人で開業するパターンがあります。

ビジネスパートナーがもっとも重要だと言う経営者もいるくらい、大事なポイントです。

そこで今回は、独立開業にあたり一人で開業することと複数人で開業すること、それぞれについてメリット・デメリットを含めて解説します。ぜひ参考にしてみてください。

一人で独立開業するメリット

一人での開業は自由で気楽ともいえますが、孤独感が強いという側面もあります。
そんな一人での独立開業について、メリットをご紹介します。

1.意思決定が楽

一人での独立開業では、すべて自分で決めることができるため意思決定に時間がかかりません。そのため、やる・やめるといった場合にもすぐに行動に移せるため、チャンスを逃すことなく仕事に繋げていくことができます。
これは、複数人での独立開業ではなかなかできないことです。

2.失敗しても原因を探しやすい

一人で独立開業すると、失敗した場合にも原因を探しやすいというメリットがあります。
すべての行動が自分自身によるものなので、人のせいすることもなく失敗を素直に受け入れて、次に繋げていくことができるでしょう。

3.自分(自分の家族)の生活だけ考えればいい

独立開業では、経営が安定するまでに一定期間かかるケースが多くあります。そのため、一人で独立開業していると自分もしくは自分の家族の生活だけ考えればいいというメリットがあります。

それがもし家族以外の複数人で開業していると、その分の生活まで考えなくてはいけないため、かなりのプレッシャーといえるでしょう。

一人で独立開業するデメリット

一人で独立開業する場合のデメリットについて、ご紹介します。

1.孤独感が強い

一人で独立開業するデメリットとして、孤独感が強いということが挙げられます。

独立開業を目指す方の中には、一人が好きだから独立開業したいという方もいるでしょう。
ただ、実際に開業すると一日中、毎日一人で仕事に向き合うというのはなかなかの孤独感です。仕事のことで悩んでも誰にも相談できず、売上も増えて行かずに苦しい思いをしたという話は少なくありません。

孤独感という点では、フランチャイズでの独立開業の場合には、本部からのフォローや相談体制があるためある程度軽減されるでしょう。

2.休むことができない

一人で独立開業すると、「自分が仕事を休む=仕事は進まない」ということになり、なかなか仕事が休めないという状況になります。そのため、休むことが収入低下にも繋がることから、その恐怖から寝ている時間以外はずっと仕事をしていたというケースもよくあります。

3.体調を崩した時に誰にも頼れない

一人で独立開業した場合、休むことができないことと同じように、体調を崩してしまった時に誰にも頼ることができません。そのため、もし自分が体調を崩したら仕事に穴を開けることになり、信頼を失うことに繋がってしまいます。

家族で独立開業する

最近では家族で独立開業を目指す方も多くいます。フランチャイズの中にも、コンビニ経営個別指導の学習塾、高齢者向けのお弁当の宅配サービスなど、幅広く家族での独立開業の募集があります。

家族で独立開業するメリットとしては、会社員よりも家族一緒に過ごす時間が増えることや、家族で同じ目標に向かって頑張ることができる、ということが挙げられます。

一方で、家族で独立開業するデメリットとしては、仕事とプライベートの切り替えがしづらいことや、経営がうまくいかなかった時に収入がなくなり、生活に困ることなどがあります。

家族での独立開業を考えている場合には、メリット・デメリットを踏まえて家族でしっかりと話し合いましょう。

友人・仲間と独立開業〜注意点〜

独立開業を目指す方の中には、友人や仲間と一緒にやろうとしている方も多いのではないでしょうか?

ただ、独立開業を友人や仲間と行うにあたって、注意すべき点がいくつかあります。ぜひ参考にしてみてください。

注意点1.お金の問題で友情が壊れやすい

独立開業には大金が絡むことが多くあります。親しい友人同士でもお金の貸し借りはしない方がいいということと同様に、友人・仲間と独立開業すると、お金の問題で関係が壊れてしまうケースが少なくありません。そのため、本当に親しい友人とは独立開業しない方がいいでしょう。

注意点2.考え方の違いで揉めやすい

気心の知れた友人・仲間であっても、育ってきた環境や考え方、好みなどがそれぞれ異なります。そのため、独立開業して共同で経営を行っていく上で、衝突いざこざは避けられないでしょう。

事前に最低限の約束事や意思決定のルールなどを、しっかりと決めておくことをオススメします。

友人・仲間と独立開業〜うまくいくコツ〜

独立開業を友人や仲間と始めると、お金の面や考え方の違いからうまくいかないことが多くあります。ただ、きちんとコツを押さえることでうまくやっていくことも可能です。

友人・仲間との独立開業でうまくやるコツを3つご紹介します。

1.1人がトップに立つ

友人・仲間と独立開業すると、同じ立場で経営に関わることになり、意見の食い違いが生じた場合に揉めやすくなってしまいます。
そのため、友人・仲間同士とはいえ、組織として誰か1人をトップに置くということも一つの方法です。トップを決めることで意思決定もスムーズになり、効率的な経営を行うことができるでしょう。

2.役割分担を決める

友人・仲間と独立開業する場合に、最初に役割分担を決めておくといいでしょう。それぞれ得意・不得意を明確にして、補う合うことで仕事もやりやすくなります。

また、業務の担当範囲を決めることで衝突や意見の食い違いも減らすことができ、さらに個々の能力を最大限に発揮することができます。

3.尊敬・尊重の気持ちを持つ

友人や仲間と独立開業すると、家族と同じかそれ以上の時間を一緒に過ごすことになります。そのため、お互いに尊敬・尊重の気持ちを持って相手に接することを心がけてください。

独立開業すると、精神的にも肉体的にもいっぱいいっぱいになってしまいます。ただ、独立開業で事業を軌道に乗せるためには、協力して頑張ることが大切という気持ちを忘れないようにしましょう。

事業によっては一人では開業できないものも

事業によっては、1人ではなかなか開業できないものもあります。

独立開業では、スタッフを雇うという方法もあります。ただ、スタッフでは独立開業の不安や相談はできず、なかなか安心して仕事を任せることもできないでしょう。

その点で、家族などの親しい人と一緒に事業を始めることは、一部の仕事を任せながら自分のやるべきことに集中できるためオススメです。

1人で始めるのが難しい事業の場合には、一緒にビジネスを始める相手について、しっかりと検討してみましょう。

まとめ

独立開業にあたり、一人で開業することと複数人で開業することについて、メリット・デメリットなどを踏まえながら解説しました。いかがだったでしょうか?

独立開業といっても、1人でやるか家族や友人などと複数人でやるかによって、イメージが大きく異なります。

独立開業を考えている方は、今回ご紹介したメリット・デメリットを参考に、どのように開業していきたいのか具体的に考えてみてください。

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