独立開業で特に辛いことって何?

2018.07.19

独立開業と聞くと、大変そうというイメージが強いでしょう。

実際に、独立開業は楽なことではありません。多くの人が会社員として雇用されて生きている中、独立開業するということは自分の力で生きていくためのお金を稼いでいくからです。

ただ、まだ独立開業していない段階では、「独立開業で特に辛いことって何?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、独立開業の実態に迫り、独立開業で特に辛いことについて解説します。独立開業を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

独立開業1年目はとりあえず不安・大変

独立開業した人の多くが、とりあえず開業後1年は大変だった、ということを口にします。そこで、独立開業1年目で特に辛いことを3つご紹介します。

1.初期投資がかさんで預金が目減り

独立開業する業種にもよりますが、開業直後は入ってくるお金よりも出ていくお金が多くなります。特に、想定していなかった支出も多く、覚悟はしていてもその支出の多さに焦りの気持ちが膨らむでしょう。

また、開業前後に感じるギャップとして、「資金が想定よりも早くなくなってしまった」ということが多く聞かれます。一定期間は無収入でも仕方がないと覚悟はしていても、慣れない仕事と出費によって精神的にも追い込まれてしまいます。

2.売上が伸びない

独立開業すると、一定期間売上が思ったように伸びずに苦労するケースが多くあります。会社員であれば、慣れない仕事ながら頑張っていれば一定の収入が確保されていますが、独立開業では頑張っても売上に繋がらなければ一向にお金は入ってきません。

すぐにはうまくいかない、焦らないように、と自分に言い聞かせていても、数ヶ月経っても売上が伸びないと辛いと感じてしまうでしょう。

3.慣れない仕事

念願の独立開業であっても、開業1年目は慣れない仕事の連続に辛いと感じてしまう人が多くいます。特に長年会社員として働いていた人の場合、知らず知らずのうちに会社員の感覚が抜けずに苦労することが少なくありません。

独立開業ではあらゆる業務を自分一人で行うため、仕事の幅が広く、帳簿管理などのこれまでにやったことのない仕事もあるでしょう。そのため、毎日やることがたくさんあり、後々になってから「あの時は辛かった」感じることもあります。

独立開業すると休みがないこともある

独立開業すると、自分で休もうと意識しないと休みなく働くことが可能になってしまいます。予定よりも仕事が終わっていなければ、夜間や休日にも仕事をしなければならない状況も考えられますね。

そのため、独立開業して休みがなくなったことが大変という声が多くあります。売上目標を達成するためには労働時間を増やすしか方法がなかった、というケースも少なくありません。

また、独立開業すると人脈づくりのための会合に顔を出したり、休日にも半分仕事のような活動が増えたりします。

こうしたことからも、独立開業して完全な休みがない、休んだ気がしないということを辛いこととして挙げる人が多くいます。

独立開業を考えているけれど休みはしっかりと取りたいという方は、どのように調整して休みを確保していくかなど事前にシミュレーションしておくといいでしょう。特に家族がいる方は、休みの取り方について家族で話し合っておくと、お互いに安心です。

独立開業では何でも自分でやる

独立開業では、自分が会社やお店のすべての窓口として、問い合わせやトラブルなどに対応することが求められます。その点会社勤めでは、ネットワークやシステムの不具合、問い合わせ対応など、それぞれの担当が対処してくれるため、会社員時代にはその苦労はなかったと、戸惑う人が多くいます。

独立開業すると何でも自分で対応することになり、実際の業務以外にもやるべきこと、考えておかなければいけないことばかりで、パンクしそうになったという経験をよく耳にします。

それでも何とかやりきれればいいですが、実際に自分一人で仕事を受けすぎてしまい、納品トラブルでクライアントの信頼を失ってしまったという経験をした人も少なくありません。

また、独立開業ではいいことも悪いことも自分個人に返ってきます。クライアントから感謝されることは大きな喜びになり、逆にクライアントからの苦情には一人で向き合っていく精神力が必要になります。

このように、独立開業では何でも自分で決めることができるという状況ゆえに、あらゆる対応を自分でやらなければいけないため、精神的な辛さ時間的な辛さを感じる人が多くいます。

ただ、フランチャイズでの独立開業の場合には、本部のサービスやフォローがあるため、比較的安心して経営することができます。独立開業には興味があるけれど、すべてを自分で対処していく自信がない、という方はフランチャイズでの独立開業を検討してみましょう。

独立開業前の準備も大変

独立開業は、実際に開業してからも大変ですが、開業前の準備も大変なこととして挙げられます。特に、店舗や事務所を構える場合には、半年以上前から場所選びや物件探し、内装工事などの準備が必要です。

なかなか思い通りに進まず、開業予定までに間に合わないケースや、予算オーバーが続き追加で資金調達が必要になったという話もよく聞きます。

独立開業の準備では、念願の開業ということもあり最初は楽しみな気持ちが大きいでしょう。ところが準備期間が長引き、資金面など現実的な問題に直面していくことで、開業後の不安が高まったという声も聞かれます。

ただ、独立開業は準備期間をしっかり設け、事前に動いておくことで開業後スムーズに経営していくことが可能になります。独立開業を考えている方は、準備すべきこと・しておくといいことについても、しっかりとリサーチしておきましょう。

やりたいことをやるために、やりたくないこともやる

独立開業と聞くと、好きなことを仕事にしている、自分一人で自由に働くことができるというイメージを持つでしょう。ところが、実際には成功している人でも、影でやりたくないことや地味な仕事をたくさん行っています。

そのため、独立開業した人の中には、やりたいことをやるために、その何倍ものやりたくないことをやった、という経験談をよく聞きます。独立開業をすると、「こんなはずではなかった」「こんなことをするために開業した訳ではない」と悩むことも多いでしょう。

ただ、そんな辛い時期を乗り越えると、それでもやりたいという決意を確認でき、強い気持ちで事業運営を行っていくことができます。

まとめ

独立開業していない段階では、「独立開業で特に辛いことって何?」という疑問を持つ方が多いでしょう。そんな疑問に対して、独立開業の実態に迫り、開業にあたって特に辛いことについて解説しました。いかがだったでしょうか?

独立開業はやってみないとわからない、未知の世界のような面があります。

実際に、入念な準備やシミュレーションを行っていても、「想定よりもお金がかかった」「売上が伸びなかった」「休みがほとんどなかった」という誤算に苦しむ人も少なくありません。成功している人でも、辛い時期というものを多かれ少なかれ経験しています。

辛いことを経験することで、独立開業への自分の意思を固めることができた、という意見もあるくらいです。

独立開業に関心のある方は、今回ご紹介した辛いことを参考に、開業への意思や開業後の生活について具体的に考えてみてください。

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