フランチャイズのよくある質問その11 空き店舗があるなら店舗型の方がいい?それとも無店舗型のほうがいい?

2018.07.08

新しくお店を始める時に悩ましい問題のひとつが、店舗形式。お店を構えない無店舗型の仕事もフランチャイズでは人気の業種です。

もし、居ぬきで使える空き店舗があった場合、そこで店舗をかまえるのが最適なのでしょうか。

そこで、今回は店舗形式についてメリット・デメリットを比較しながら、どちらがいいのかご紹介します。

店舗型・無店舗型とは

フランチャイズの業種は、店舗型・無店舗型の2つで分けることもできます。

店舗型とは、コンビニや牛丼などの店舗をかまえる形式のことです。
無店舗型とは、移動販売やサービス業など店舗を構えない形式のことです。

店舗・無店舗の形式は、どんな職種でフランチャイズをはじめるかによって決まってきますよね。パッと思いつくのは、コンビニやリラクゼーションなどは基本的には店舗がないと仕事ができない業種です。

そこでまずは、フランチャイズでどのような業種があるのかみていきましょう。

大きく分けでおもなフランチャイズの職種は「小売業」「飲食業」「サービス業」の3つに分けられます。

小売業

商品を仕入れて販売する職種。フランチャイズの中でも規模が大きいマーケットです。コンビニ、リサイクルショップなどは店舗型が主流です。

飲食業

材料を仕入れ、食べ物や飲み物を提供する職種。これも店舗型が主流です。居酒屋、うどん・そば店、カレー店、コーヒーショップ、ラーメン店などが挙げられます。

サービス業

商品ではなく、サービスを提供する職種。ハウスクリーニング、ペットシッター、便利屋、訪問型マッサージなどです。これらは必ずしも店舗を構える必要がないため、無店舗型が主流です。

店舗型・無店舗型のメリット・デメリット

小売・飲食業は「店舗型」、サービス業は「無店舗型」という傾向がわかりました。次に、それぞれのメリット・デメリットをみていきましょう。

店舗型の場合

◆メリット

  • 立地によっては利益が取りやすい

◆デメリット

  • 投資金額が高い
  • 生活時間がある程度決まってくる
  • 人員を雇う必要がある

店舗型は立地に大きく左右されます。立地が良ければリピーターの確保や売り上げも繋がりやすく大変有利です。

逆にデメリットとしては、人員を雇うことが必要になってきます。もし、人手が足りない場合はシフトの穴を埋めるために自らが休まずに働く必要があります。

無店舗型の場合

◆メリット

  • 固定のコストが発生しない
  • 自宅開業などで初期費用が抑えられる
  • 在庫を抱えることがない
  • 一人で始めることもできる

◆デメリット

  • 集客力が必要
  • 自己管理能力が必要

無店舗の場合は、最大のメリットは初期費用他のコストを抑えることができるうえに、自分で設定した時間で働けるのが特徴です。それ故に、時間などすべて自分で管理する必要があります。

それぞれの比較まとめ

それぞれのメリット・デメリットを比較してみると、お店を構えている店舗型は地域に密着できるのに対し、無店舗型は集客力が鍵となります。
お店を構えない無店舗型は、コストが安くすむのに対し、店舗型はコストが高い。

店舗型の課題は「月々かかるランニングコスト」。
無店舗型の課題は「リピーターの確保」と言えます。

今は無店舗型が人気!?その理由とは

フランチャイズのイメージでいうと、コンビニなどが挙げられますが、今人気なのは無店舗型です。
その理由を3つご説明します。

理由1:低リスクで始められるから

新しく店舗を構えるには、最低でも約300万円必要と言われています。それに対し、無店舗型はフランチャイズ本部との契約金のみ。

また、お店を構えると、家賃、光熱費、人件費、などが毎月かかります。それに対し、無店舗型は自宅などで開業できるためかなり支出を抑えられます。

例え本部から学べることが多くても、最初は未経験の場合がほとんど。失敗した時のことも考えると金銭的なリスクが少ない方がいいですよね。

では、無店舗型の課題であった「リピーターの確保」はどうでしょう。

理由2:フランチャイズという付加価値がある

フランチャイズはいわばブランド。そのブランドに対する信頼が集客力を補います。

近年共働きの家庭が増え、代行サービス業の需要が増しています。新しくサービスを頼む場合には、やはり名の知れたところに頼みたいですよね。

同じ無店舗型サービスでも、フランチャイズだと知名度が大きく有利に働きます。

あとは、自分のがんばり次第で、上質なサービスを提供できれば次に繋げることができます。

例えば、月々かかるコストはどうにも出来ない支出ですが、無店舗型のデメリットは自分の力でまかなえることが多いです。これも無店舗型の人気な理由と言えます。

理由3:最初は副業から、上手くいけば独立にもつなげられる

店舗型は、お店を構えたら維持するためにも仕事の掛け持ちは難しいですが、無店舗型は副業から始められることが最大の特徴です。

平日会社で働いて、休日に自分で仕事をする。うまくいかなくても、とにかく試してみたいという方には特におすすめです。

また、上手くいけば事業拡大として独立、そして最終的には自店舗を持つことも可能です。
人員を増やしてその分回転率をあげる、なんてこともできるのです。

このように、働き方を変化させることができることを魅力に感じる人が多いようです。

無店舗型でもフランチャイズを薦める理由

このように、無店舗型が近年人気の理由がわかってきました。であれば、そもそもフランチャイズに入らず、完全に独立した形で開業する方が、ロイヤリティや契約金の関係から有利といえるのではないでしょうか?

フランチャイズには、

  • 本部に収益をとられる
  • 思うように出来ない
  • 規則が多い

といったマイナスなイメージを持つ方も多いです。

無店舗型は、時間や場所を自由に使えるのが特徴。独立する時点でそういう縛りが嫌だからという理由の方には、特にフランチャイズに抵抗がある人も多いと思います。

とはいえ、ここまで読んでいただいた方にはもう答えが出ているかもしれませんが、当然そうとも限りません。最初はフランチャイズで開業するのがおすすめです。理由は2つ。

  • 経営方法や、仕組みを学べる
  • 集客力がある

いくらコストが抑えられるからといっても、未経験ではわからないことも多いはず。フランチャイズならそういったことを、「稼ぎながら学ぶ」ことができます。

また、無店舗販売の一番のネックが「集客力」。無店舗販売は、そのほとんどが集客に繋がらず辞めることが起きています。最初は、ブランド力に頼りながら技術を磨くことを優先しましょう。

以上の理由から、新しく独立開業を志す方で、特にサービス業を希望する方には、無店舗型のフランチャイズでの独立をおすすめいたします。

まとめ

開業というと大変な仕事のように感じられますが、無店舗型なら自宅で簡単に始めることができます。メリットは、「好きな時間・場所で、お金をかけずに一人でできる」こと。

ひとまず働きながら、週末に初めて見るのもいいかもしれませんね。上手くいけば店舗をかまえて、独立開業できる道もそう遠くありません。

なお、小売販売など店舗型を始めたい場合はまず資金を十分に貯めましょう。また、立地選びも慎重に行いましょう。

店舗型は立地でかなり左右されますので、空き店舗があるからといって安易に決めるのはおすすめしません。物件会社の、立地診断サービスを利用するのも1つの手です。

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