フランチャイズで人気の仕事ランキング

2018.06.29

フランチャイズで独立開業を考えたとき、さまざまな業種があるためどの業種にしようか迷ってしまうことがあるかもしれません。有名なフランチャイズチェーンだからといって全部が良いというわけではなく、あなたの状況に合ったフランチャイズチェーンを見つけることが大切です。今回は、数あるフランチャイズの業種の中で今人気の仕事をランキング形式でご紹介します。この記事を参考に、自分にぴったりのフランチャイズチェーンを見つけてください。

参考資料:一般社団日本フランチャイズチェーン協会
http://www.jfa-fc.or.jp/

フランチャイズチェーンの店舗増加率ランキング

日本フランチャイズチェーン協会によると、現在フランチャイズチェーンを経営しているフランチャイザーの業種は大きく3つに分けられます。1つ目がコンビニエンスストアに代表される小売業、2つ目がラーメン店などに代表される外食業、3つ目が家事代行などに代表されるサービス業です。

ここで、日本フランチャイズチェーン協会によるフランチャイズチェーン統計調査から、これらの業種の店舗増加率の推移を見てみましょう。これらの情報は前年度と比較してどれだけの店舗数が増加したかを示しており、新たなフランチャイズオーナーがどれだけ増えているかを示します。

1位.小売業  :前年度+4.1% (2014年) →+1.6% (2015年) →+1.0% (2016年)
2位.サービス業:前年度+1.3% (2014年) →+0.5% (2015年) →+1.0% (2016年)
3位.外食業  :前年度+2.1% (2014年) →-0.6% (2015年) →+0.3% (2016年)

店舗増加率1位の小売業は3年連続で店舗数が増加していますが、その増加率は年々下がってきています。特に小売業はコンビニエンスストアの店舗数が最も影響しています。日本のフランチャイズの先駆けとなったコンビニエンスストアはすでに広く普及しているため、店舗増加率がゆるやかになっているのでしょう。

コンビニエンスストアの最近の店舗増加率は以下のとおりです。

・コンビニエンスストア:前年度+5.4% (2014年) →+2.3% (2015年) →+1.3% (2016年)

店舗増加率2位のサービス業は店舗増加率は小売業に及ばないものの、安定して店舗数を増やしているようです。サービス業のフランチャイズチェーン展開はコンビニエンスストアなどの小売業に比べてまだまだ成長段階であり、今後更に勢力を伸ばしていくと予想されます。

特に、女性の社会進出や高齢化が進み、家事代行などのクリーンサービスや介護サービスは徐々に店舗数を伸ばしているようです。サービス業は景気の良し悪しに加えて、社会制度の変化に影響を受けやすいという欠点はありますが、柔軟な対応を行えるフランチャイズチェーンが新たに誕生する可能性もあり、期待が持てる業種と言えるでしょう。

店舗増加率3位の外食業は2015年に店舗増加率がマイナスを示しており、3年間での増加率もだんだん低くなってきています。このころは特に大手ハンバーガーショップの既存店閉店が相次いでいました。更にスーパーマーケットやコンビニエンスストアの商品強化により、持ち帰り寿司や弁当のお店が余波を受けたようです。

日本国内では外食業の店舗出店は鈍る傾向にありますが、最近ではアジアを中心とした海外展開が年々拡大しています。外食業のフランチャイズチェーンは国際的なチェーン展開を視野に入れていると言ってよいでしょう。

このように、小売業は成熟しつつも堅実に成長し続け、外食業は海外展開に注力し、サービス業は成長段階で需要の増加と新たなフランチャイズチェーンの参入が見込めます。どの業種で独立開業するかはオーナーとの相性もありますが、それぞれの特徴を把握したうえで検討する必要があるでしょう。

フランチャイズチェーンの売り上げ増加率ランキング

ここまでは、小売業、外食業、サービス業といった3大業種の店舗増加率を見てきました。しかし、これはあくまでさまざまなジャンルの平均値でしかありません。それぞれの業種の中にも成長しているジャンルと成長が止まっているジャンルがあることでしょう。ここでは、全ての業種の中で店舗数の増加率が高い5つのジャンルを解説します。

2014年店舗増加率ランキング

1位.宅配販売・通信販売・無店舗販売:前年度+8.4%
2位.カレー・牛丼         :前年度+6.6%
3位.コンビニエンスストア     :前年度+5.4%
4位.衣服・靴・身の回り品小売   :前年度+4.9%
5位.ラーメン・餃子        :前年度+4.7%

2014年はコンビニエンスストアを始めとした小売業とカレー・牛丼などの外食業が上位5位を占めています。このころ、コンビニエンスストアはプライベートブランド商品の強化やカウンターコーヒーやスイーツに注力しており、売り上げ自体も前年度比5.4%増加となっていました。こうした売り上げの後押しになる新たな商品の開発力の見極めも、フランチャイズで独立開業する上では必要となるでしょう。

2015年店舗増加率ランキング

1位.菓子・パン小売        :前年度+7.5%
2位.衣服・靴・身の回り品小売   :前年度+5.7%
3位.自動車・自転車関連小売    :前年度+5.1%
4位.飲食料品関係小売       :前年度+4.3%
5位.中華料理           :前年度+3.7%

2015年は主に小売関係が上位にランクインしています。店舗数のランキングには入っていないものの、コンビニエンスストアはカウンターコーヒーなどの商品強化が功を奏し、店舗数+2.3%をキープしています。また、リサイクルショップ・中古品小売は地道に好調を維持しており、時代の変化と共に再利用の需要が高まっていると言えるでしょう。

2016年店舗増加率ランキング

1位.コーヒーショップ       :前年度+6.1%
2位.宅配販売・通信販売・無店舗販売:前年度+4.1%
3位.レジャーサービス・ホテル   :前年度+4.0%
4位.クリーンサービス・クリーニング:前年度+3.3%
5位.自動車整備          :前年度+3.2%

2016年は新たにサービス業が3つランクインしています。特にクリーンサービス・クリーニングはコインランドリー店を中心に出店が増加し、家庭では難しい大型の布団などを気軽に丸洗いできる点が支持を集めているようです。一方でクリーニングの売り上げは前年度比2.5%減少となっており、同じ業種内での顧客の奪い合いが起こっているとみることもできるでしょう。

ランキングには入っていませんが、少子化の影響を受けつつも子供一人当たりの教育費用が増加したため、学習塾の店舗数は前年度比1.6%増加と順調に成長しています。

フランチャイズチェーンによってもその成長度合いは違うため一概には言えませんが、小売業のフランチャイズチェーンは根強く人気で店舗数を伸ばしており、少子高齢化や女性の社会進出をサポートする時代の変化に合わせたサービス業は徐々に普及してきていると言えるでしょう。

人気の高いフランチャイズの仕事を詳しく解説

ここまでは店舗数の増加から新たなフランチャイズオーナーを輩出している業種を見てきました。ここでは、その中から近年人気の高いフランチャイズの仕事について解説していきます。

コンビニエンスストア

日本のフランチャイズ業の先駆けとなったコンビニエンスストアは、今でも根強く店舗数を伸ばしており、フランチャイズと言われて一番頭に浮かびやすい業種と言えるでしょう。複数店舗経営を推奨しているフランチャイザーも存在し、フランチャイズオーナーの中には複数店舗の経営で年収1000万円以上を達成している方もいるようです。プライベートブランドやカウンターコーヒーなど新たなサービスを開発する能力も高く、今後も着実な成長を遂げるフランチャイズサービスと言えるでしょう。

クリーンサービス

1人暮らしのお年寄りの増加や女性の社会進出を背景として、家事代行に代表されるクリーンサービスが徐々に普及してきています。フランチャイザーの独自のノウハウで安定した顧客確保が可能な業種でもあります。店舗が必要ないフランチャイズ加盟店は小売業や外食業に比べて開業資金が低めに設定されており、個人での独立開業で人気の高いサービスです。

自動車整備

近年は若者の車離れが顕著であり、新車での購入が減ってきたと言われています。その分、今ある車を修繕して利用したり、中古車を購入したりすることが増えているようです。そんな中、自動車の整備サービスの需要が増加しています。独自のノウハウで中古車を新品同然にすることができるなど、整備だけではないサービスの提供によってその需要は年々増加しています。特殊な技術を身に着けることができることも人気の理由でしょう。

まとめ

今回は、人気の高いフランチャイズについてご紹介しました。人気が高いのは必ず稼げるからというだけではなく、今後の需要の増加や少額での独立開業が可能など、必ず理由があるものです。フランチャイズオーナーはあくまで1人の独立した経営者です。そういった情報を精査し、冷静に比較することが必要となるでしょう。

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