主なフランチャイズチェーンのご紹介 ガソリンスタンド

2018.06.19

自営業を始めたいと考える人にとって、高額な資金やノウハウがなくても開業できるフランチャイズ契約は、大変心強いものです。そんなフランチャイズでの事業を考える上で、ガソリンスタンドという選択肢を用意する人は少ないのではないでしょうか?飲食店のように普段行き慣れていたり、アパレルやカフェのように、強い憧れを持つことの少ない業種であることは確かなのですが、ガソリンスタンド事業でのフランチャイズ経営にも、その他の事業に負けない魅力があります。

一番大きな魅力は、やはり安定した収益があげられること。ガソリンスタンドというその事業特性から、立地はさほど選ばれませんし、ユーザーからの必要性が衰えることも少ないためです。また、スタッフの教育がしやすいことや業務マニュアルがしっかりと準備されていることも特徴として挙げられるでしょう。とはいうものの、ガソリンという専門性の高い商材を特殊な設備を使ってお客様に提供するビジネスであるのが、ガソリンスタンド事業です。いくらフランチャイズ経営とは言え、特殊なノウハウが必要とされることは間違いありません。

また、昨今では、スタンドの中にカフェやコンビニなどの異業種の店舗を構えることも主流化しており、オーナーの手腕によっては、スタンドの中に複数の店舗を構えることも夢ではなくなりました。また、そうしたより利便性の高いスタンドが、お客様からの支持を得ていることも確かです。

今回の記事では、ガソリンスタンド事業でフランチャイズ展開ができるブランドとその企業をご紹介いたします。

JXTGエネルギー株式会社

まずご紹介するのは、国内最大手の石油元売であるJXTGエネルギー株式会社です。その大きな規模は、世界で第8位につけており、国内では他を寄せ付けない規模となっています。グループの理念に「地球の力を、社会の力に、そして人々のくらいしの力に。エネルギー・資源・素材における創造と確信を通じて、社会の発展と活力ある未来づくりに貢献します」という使命を掲げています。

また、石油元売の1つであるコスモ石油とは、業務提携関係にあり、原油調達・石油精製・物流・潤滑油の各部門で、1991年から提携関係にあります。また、2002年には、出光興産と精製部門で、2006年にはジャパンエナジーと開発・精製・物流・燃料電池・技術開発の分野で業務提携を結んでいます。こうした提携により、さらに強固な地位を築いていることが想像できます。こちらのブランドでフランチャイズ展開を検討する際、このブランドバリューは貴重なポイントとなるでしょう。

ガソリンスタンドのブランドとしては、「ENEOS」「Esso・Mobil」「ゼネラル」「Express」といった複数のブランドを展開しています。「ENEOS」は、「ENERGY/エネルギ-」と「NEOS/ネオス(ギリシャ語で新しい)」という二つの言葉の組み合わせによる造語で、様々なエネルギ-のメニュ-を取り揃えて、お客様一人ひとりに満足をお届けしたい、という思いが込められています。また、「エッソ」「モービル」「ゼネラル」では、共通の販売施策が全国展開されています。セルフサービスのスタンドでは、さまざまな工夫が施された「エクスプレス」ブランドの展開によって、利便性の向上を図り、常に変化し続けるお客様のニーズに対応しながら、環境・安全に配慮したスタンド運営が進められています。

<企業情報>
社名:JXTGエネルギー株式会社(英文名称:JXTG Nippon Oil & Energy Corporation)
設立年月:1888年(明治21年)5月10日
資本金:300億円(JXTGホールディングス株式会社の100%出資)
従業員数: 9,137人
本社所在地:東京都大手町および品川
上場市場:東証一部
代表者:杉森務

コスモ石油株式会社

続いてご紹介するのは、石油製品を精製・販売する石油元売大手の一つであるコスモ石油株式会社です。コーポレートメッセージに「ココロも満タンに、コスモ石油」を掲げており、テレビCMなどで耳にされたことがある人も多いと思います。

企業理念に、「調和と共生」を掲げており、その内容は3つに分かれています。1つ目は、地球環境。原油や石油を扱う会社ならではの視点で、人類が解決すべき最重要課題として、地球環境の改善に取り組むことを表しています。2つ目は、エネルギー。エネルギー供給の一翼を担う企業として様々なニーズを捉えた企業活動を使命としています。最後は、企業と社会。法令と国際ルールを遵守し、社会貢献活動に取り組むなど、原油・石油事業者また大手企業ならではの理念になっていることがうかがえます。

コスモ石油では、ガソリンスタンドのことを「サービスステーション」と命名しており、現在もガソリンの供給にとどまらない、車に関係することすべてをサービスできる「フルサービス」を主流としているのが特徴です。サービスの中でも、タイヤ・バッテリーなどのカー用品販売をコスモ・ザ・カードのガソリンマイル(ポイントサービス)キャンペーンを用いて積極的に行っています。また、大規模な車検場を設けた「Auto B-cle(オートビークル)」店舗も設置しているなど、従来のスタンドの枠を超える取り組みが、企業の特徴と言えるでしょう。

コンビニが併設されている店舗も珍しくなく、中には長距離ドライバーのために浴室が完備されたスタンドもあります。他にもドラッグストアや24時間オープンしているスーパーを併設しているスタンドもあり、車関係をも超えた革新的なサービス展開が特徴となっています。

その他にも、お客様の使い勝手を考えた様々なサービスを付与したカードの展開も行なっており、革新的なサービス展開を心がけている企業体制がうかがえる事業内容となっています。近年では植物や農業分野にも事業進出していて、ALA(5-アミノレブリン酸)を利用した家庭園芸用・業務用の液体肥料を子会社等を通じて販売していることでも知られています。

<企業情報>
社名:コスモ石油株式会社
設立年月:1986年4月1日
資本金:1億円
従業員数:1,272名
本社所在地:東京都港区
上場市場:東証一部
代表者:田中俊一

まとめ〜フランチャイズでのガソリンスタンド事業で、安定収入を!

ガソリンスタンドをフランチャイズで展開する際の最大の魅力は、何と言っても安定して収入を得られることでしょう。事業特性上、不景気などの事情に強く、当初課題となる立地確保さえクリアできれば、本部のサポートに従って、スムーズに店舗展開が実現でき、安定した収入を得られると考えられます。

また、特殊性の高い業界であるため、本部も他事業とは異なるレベルで巨大化しており、その分、安定したサポートが受けられるという利点があります。この特殊性は、フランチャイズオーナーにも当てはまることで、一度店舗を展開してしまえば、なかなか近隣に競合が現れにくいというメリットを享受することができるでしょう。

一方、デメリットとなるのは、やはり立地の確保です。ガソリンスタンドに耐えうる場所は、その特殊な施設環境から限られています。また、事業内容によっては、広大な土地を必要とする場合もあり、立地確保の段階でつまずいてしまうと、なかなか次のステップには移りにくいと言えるでしょう。そうした点も、巨大な本部ならではのノウハウやコネクションを使って、クリアできることもあるので、一度興味のある人は本部へと問い合わせてみられることをおすすめします。

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