フランチャイズのオーナーの実態!年収や働かないって本当?

2018.06.11
フランチャイズオーナーの実態

フランチャイズでの独立開業を検討する際、最も気になるのは独立開業をした後の年収ではないでしょうか。フランチャイズで独立開業して成功すれば、サラリーマン時代の何倍もの年収を手に入れることも可能であり、それを目標に独立を検討する方も多いでしょう。しかしながら、フランチャイズでの独立開業はあくまでビジネスですから、フランチャイズで全く稼ぐことができず、サラリーマン時代より厳しい生活環境になってしまう可能性もあります。それも踏まえた上で、今回はフランチャイズオーナーの年収や、その働き方の実態について迫ってみます。

フランチャイズオーナーの気になる年収は?

フランチャイズオーナーの年収は、平均すると約500万円と言われています。一般的なサラリーマンと比べて、フランチャイズオーナーは高額な年収を得ている方が多いようです。

しかし、この数字はあくまで平均です。フランチャイズの業態はさまざまであり、事業規模や投資額、売上高や利益率によっても違いが出るため、年収が300万円程度のフランチャイズオーナーもいれば、1000万円越えのフランチャイズオーナーもいます。

また、近年さまざまな業種がフランチャイズシステムを取り入れており、業種によっても平均年収は異なります。ここでは、業種ごとの平均年収についてそれぞれ調べてみました。

日本フランチャイズチェーン協会によると、現在フランチャイズチェーンを展開している業種は、大きく分けて小売業、外食業、サービス業の3つに分類されます。小売業はコンビニエンスストアを始めとした商品を販売するチェーン店であり、外食業はハンバーガーやラーメンといった外食を提供するチェーン店です。サービス業は近年普及が進んでいるクリーンサービスやレンタルサービスなど、サービスを提供するチェーン店を指します。

この中で、小売業や外食業はフランチャイズオーナーの年収の上下が激しい業種と言えます。これらの業種は売り上げも経費も共に大きく、利益の見込みが難しい業種です。顧客が安定してついていても、競合他社や自社の出店があったりして売り上げが急激に落ちる場合があります。年収300万円程度で撤退を考えるフランチャイズオーナーもいるようです。

一方で、経営に成功して店舗を増やし、年収1000万円をこえているフランチャイズオーナーも存在します。日本有数のフランチャイズチェーンであるセブンイレブンでは年収1200万円を超えるオーナーも輩出しているようです。

小売業や外食業は、フランチャイズオーナーの経営手腕によって年収が上下しやすいと言えるでしょう。

サービス業は、店舗が必要な場合と店舗が必要ない場合で利益率に大きな差が出ます。店舗の有無によって必要な経費が変わってくるからです。また、サービス業は小売り業や外食業以上に人材の確保が重要であり、人材の管理能力が求められる業種です。

サービス業の中で、学習塾のフランチャイズチェーンなどは先生と生徒の両方を確保しなければならないという難しさがありますが、そこに成功すれば店舗を増やし年収1000万円越えも可能なビジネスのようです。

また、近年需要が伸びてきている家事代行などのサービス業は飲食業などと比較すると開業資金やランニングコストを低くすることが可能なため、手堅く稼ぐことができるようです。一定の需要が見込め、浮き沈みが少ない分大きく稼ぐことは難しいかもしれません。フランチャイズオーナーの年収は300~600万円ほどになるようです。

いずれの業種にしても、フランチャイズオーナーの手腕によってはサラリーマンの何倍もの年収を手に入れる可能性があります。複数の店舗を運営したり、異業種での開業を行うことも可能でしょう。

稼ぐフランチャイズオーナーほど働かない?その理由とは

年収300万円程度のオーナーがいる一方で、1000万円以上稼ぐ人もいます。サラリーマンの感覚では、稼いでいる人ほどバリバリ働いているような気がしますが、実際に稼いでいるフランチャイズオーナーはほとんど働かない方もいるようです。

というのも、稼いでいるフランチャイズオーナーは複数の店舗を経営していることがほとんどで、全てを自分の力で賄うことがそもそも不可能だからです。稼いでいるフランチャイズオーナーは各店舗に信頼できるリーダーを置き、そのリーダーに店舗の運営を任せています。こうしたフランチャイズオーナーの1番の仕事は信頼できる人材を育て上げることであり、それが叶ったら方向性をきちんと指導していくだけで良いというわけです。

こうした複数店舗経営を行うために、フランチャイズというシステムはとても便利です。ノウハウや営業システムがすでに確立しており、フランチャイズオーナー自身が習得しなければならないことが最低限で済むからです。業務に必要なノウハウはその都度学ぶことができるので、さまざまな業種に手を広げることもできます。

また、フランチャイズでも個人事業であっても、1店舗の売り上げで年収1000万円以上にすることは非常に難しく、流行などの影響を受けるリスクが高くなります。フランチャイズを上手く利用するフランチャイズオーナーはそのシステムを最大限利用して複数店舗を経営し、リスク分散も図っているのです。

フランチャイズオーナーは、やり方によっては自身がほぼ働かずに莫大な金額の報酬を得ることができます。そのためには自身がフランチャイズを最大限利用して利益を上げるための道筋をあらかじめ考えておく必要があるでしょう。

フランチャイズで稼ぐための3つのポイント

ここまでで、フランチャイズは上手くそのシステムを活用することで今の年収の数倍を稼ぐことができる可能性を秘めた事業形態であることが分かりました。ここでは、稼げるフランチャイズオーナーになるためのポイントについて、3つご紹介します。

第二のリーダーを作る

先ほども言及したように、稼げるフランチャイズオーナーは複数店舗を経営するために各店舗の経営を他の人に任せています。フランチャイズオーナーの最も大切な仕事は信頼できる人を育てることなのです。

複数店舗を経営して自身の年収を上げたい場合、フランチャイズオーナー自身がノウハウを習得して実働する業種は難しいかもしれません。また、フランチャイズチェーンによっては独立開業時に経理や事務作業をサポートする要員がいることが最低条件となることもあるため、優秀な人材の確保は必須と言えそうです。

少額投資で始める

フランチャイズを利用している企業にはさまざまな業種があり、店舗の有無、習得技術のレベルの高さなどで開業資金などの必要資金に大きな差が出ます。どうしても開業したい業種やフランチャイズチェーンがある場合を除いて、できるだけ必要資金が少額で済むようなフランチャイザーを選ぶのが良いでしょう。

そうすることでもし経営が上手くいかなかったときのリスクが少なくなりますし、成功して第二、第三の店舗を展開するときのための資金に回すこともできます。

稼ぐ道筋を自分で構築する

全てのフランチャイズオーナーに言えることですが、フランチャイザーはあくまでサポートで、フランチャイズオーナーは独立した個人事業主であり、経営者です。たとえフランチャイザーが稼げると言っても鵜呑みにせず、フランチャイズを利用することで得られる利益とリスクを十分に把握しましょう。複数経営を行って稼ぎたいという場合には複数経営しやすいフランチャイズチェーンを選ぶことも必要となりますので、独立開業前に自分の最終目標を確認しておくことが重要です。

まとめ

今回は、フランチャイズオーナーの年収やその働き方の実態についてご紹介しました。フランチャイズはそのシステムを上手く利用することで、複数店舗の経営や異業種の同時経営を行い、年収をどんどん上げていくことができます。とはいえ、そのためにはどうすればそこまで到達できるかの道筋を自身で考え、それに沿った事業展開を行う必要があります。さまざまな情報を集め、自身に最も合った状態での独立開業を目指しましょう。

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